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文字数 313文字



この見えている世界の
何処までが本物で
何処までが似せたものなのだろう
何処までが正しくて
何処までが大体の括りなのだろう
誰から見て本物で正しいのか
誰にも決められないから
証明だとか多数決だとかルールだとか
線を引いて箱を作って
その中に閉じ込めようとする
個性が多々あるのだから
やっぱり正解なんて
何処にも存在しないんだ
僕はそう思ってる
全部が同じだというのなら
何のために君と僕が
別々の存在であるか
理由にならないから
だから誰かと違うことで
悲しむことはないし
悩むなんて無意味だと思う
誰かが人参が嫌いなように
誰かがブドウが嫌いなように
誰かが僕のことを好きでも嫌いでも
きっと君にはあまり関係ない
今信じることのできる
その手の中にあるものが
大切なのだから


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