第30話 Ｄチームの初仕事
文字数 2,004文字
私は事前にレッスンの休みの日は総長の小田兄にメールで送っていた。
レッスンがある時は小田は私に無茶苦茶なことを言って来たりすることもなく、私はサーベルスって何やってんのかよくわからなかった…
小田からの連絡は急にやってきた…今日は日曜日で学校は休み。
私は午前中はレッスンで、午後からは、特に予定もなかったが、チームのメンバーに声をかけて、指定場所に集合しろとのこと…
それが出来ない場合は殴るって言ったから。
Ｄチームのメンバーにはそれを全員に伝えてある。
そうしないとこの間みたくダラダラ、グダグダされては困るから。
サーベルスに特に興味があるわけじゃないが、それなりの成果を出して認めてもらえたら、早く辞めさせてもらいたいと思っていた…
なんかあったんすか？
遅れんなよ。
新参者の私は自分のチームと総長の小田、Ａチームの小田弟しか知らない…
ガラの悪そうな奴らが結構いて私はジロジロ見られた…
（変に絡んでくるやつとかいないといいなぁ…）
と思っていると、小田弟が現れた。
皆さんもどうも。
何かと色々してくれる翼は悪いやつではないと思うようになった。
このあと大群がくるなら、話は別だろうけど…
神奈川で湘南の某相続などを傘下にし、名をはせたサーベルスは、東京の八王子や三鷹市と縄張りを広げ、最近は埼玉のいろんな組織を壊滅させ吸収。そして23区の都内に勢力を伸ばしてきていたにも関わらず、この人数…
そういう時も昔はあったみたいだけど、最近では大群では動かないと思うよ？
俺もわかんないけど？
それに紗絵もいるし大丈夫だろ。
シカトしてんじゃねーぞ。このガキ！！
さっきまでガヤガヤしていたのがシーンとなった…
クズがっ！！
ぶっ殺してやるよ！！
そいつは泣きながら謝って来たが、キレた私は止まらず、ボコボコにした…
私の腕は凄い腕力で動かない…
みんなは直立になって頭を下げている。
即戦力だな（笑）
サーベルス初参加時
