第3話 不穏、だけど優美な序曲
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オペラ『ファウスト』の初演は1859年、パリのリリック座です。
最初は地味だったようですが、その後、華やかに改変。
グノーは有名作曲家になっても、他人の助言を素直に受け入れるタイプだったようです。これが良かったんでしょう。『ファウスト』はぐっと豪華になり、大劇場オペラ座で上演され、それまでにない大ヒットとなりました。
ちなみにこれが、オペラ座上演時のポスターだよ↓
![](https://img-novel.daysneo.com/talk/dc856750d2c5849eceb3a3810c30c814.jpg)
劇的なへ短調で始まる序曲。
だけどグノーの音楽の特徴は、何より軽やかさや優しさにあります。この序曲も間もなく明るい曲調に。ヴァイオリンと木管楽器が美しい旋律を奏でます。
こちらの動画では、途中からファウスト博士の研究室の様子が描写されています。