計画
文字数 689文字
そうだ。ここは、アリストシア公国で、アリストシア城だった。そういえば、国王様とか王妃様とかいるのだろうか。
そう思っていた矢先、あり得ない話が私たちに舞い込んできた。
何の悪びれた様子もないジルベルトさんにロバートさんは、ため息をついた。
だけど、何時までも隠すわけにはいかない。俺だって自警団のリーダーだ。あの2人は、何の害もない。だから、王様との謁見を計画したんだ。それだけは分かってくれ。ギルバードの為を考えているんだ。俺にとってはたった1人の弟なんだからな。何時までも眠り続ける妹のナタリーの為でもある。これ以上は、待てないんだ。この悪夢を終わらせるために2人には、父上に会ってもらう必要があるんだ!!
ジルベルトさんは、ギルバードさんと話を終えると、部屋から出ていった。
そこに残されたギルバードさんは、悔しそうな表情をしていた。