青年は語る
文字数 1,447文字
「デイドリーム・シンドローム」って命を落とすの?
私は、またこの世界でも大切な人を失うことになるのかな?
私の心に不安という闇が生まれてしまう。
ロバートさんに案内され、受付でお金を渡すと店員から紙袋に入れられた小包を受けとる。ギルバードさん、注文しすぎだと思うんですが……。
ロバートさんは、楽譜を購入すると紙幣を店員に渡すのを私は後ろから見ていた。その後ろには、黒いオーラが見えてしまった。もう一度、目を擦ってロバートさんを見つめていたが、次は何も映らなかった。
私は、喜んで首を縦に振った。
私も魔法が使えたら良いのに……、と考える。ロバートさんも多分魔法が使えるだろう。私たちは、さっきまでいた噴水広場に戻ってきていた。