第24話:東京五輪開催、トンガ火山噴火

文字数 1,580文字

 2021年7月3日10時半頃、静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で大規模な土砂災害「熱海市伊豆山土石流」が起き、28名が死亡。最多時、約580人が避難し、建物136棟が被害を受けた。2022年6月時点で被災地は原則立ち入り禁止となった。被害が拡大した原因として上流山間部の違法盛土の崩壊があった。その後の調査で国や自治体のずさんな盛土規制と大量の違法盛土が国中に存在していることが判明。

 その結果、盛土規制の大幅強化へと発展した。その後の捜索活動で7月20日までに合計19人の死亡が確認された。7月20日、イーレックスなどが出資する沖縄うるまニューエナジーは、沖縄県内で最大の木質バイオマス発電所「中城バイオマス発電所」の営業運転を開始。7月23日、東京オリンピックの開会式、新型ウイルス感染症の世界的流行の影響で近代オリンピック史上初めて前年夏の開催日程から延期された。

 その後、無観客開催を経て8月8日まで開催された。205か国・地域と難民選手団を合わせて約1万1千人の選手が参加した。8月6日20時半頃、小田急小田原線の成城学園前駅から祖師ヶ谷大蔵駅間を走行中の上り快速急行電車の中で36歳の男が刃物を振り回した。その時、逃げた際に転んだ乗客を含め10人が重軽傷を負った無差別刺傷事件が発生した。

 その事件を起こしたと見られる男は当日夜に現場から約4キロ離れた東京都杉並区内のコンビニエンスストアで警視庁に身柄を確保された。9月17日、北海道釧路市の桂恋漁港で赤潮が確認された。その後、根室市から様似町沖合にかけて広範囲で発生。10月6日までに、秋鮭やサクラマス、ウニなどで漁業被害の影響がみられており、北海道では最大級の赤潮被害に陥った

 10月23日、中露海軍艦艇10隻が鹿児島県・大隅海峡を同時に通過し、日本列島を半周した。10月28日、沖縄県沿岸などに今年8月に噴火した海底火山福徳岡ノ場の軽石が帯状で大量に漂流漂着し、漁業などに深刻な被害が発生した。10月31日、東京都調布市京王線を走行中の特急の車内で男が乗客を刃物で刺傷するなどし17人が負傷した。そのうち、刃物で刺された乗客1人が一時意識不明の重体であった。

 特急は国領駅で緊急停止し、乗客は窓などから避難した。また、男はハロウィーン特有の仮装を身につけ、犯行に及んでいた。12月18日、俳優で歌手の神田沙也加が公演先の北海道札幌市中央区のホテル14階にある屋上スペースで倒れているのが発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。死因は、高層階から転落したことによる外傷性ショックとみられている。

 12月22日、オミクロン株の市中感染が大阪府で確認された。これ以降、過去に例のないスピードで感染が急増し、いわゆる「第6波」に入った。2022年が明けると1月15日13時頃「日本時間」に南太平洋のトンガの火山フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイが噴火した。この影響で国内各地で潮位の変化が見られたため、気象庁は防災上の観点から津波警報・注意報を発令した。

 23時55分に奄美市小湊で1.2メートル、16日14時26分に久慈港で1.1メートルの波を観測。8県55市町村の約22万9200人に避難指示を出した。大雪の影響でJR北海道は9時ごろから札幌駅を発着する列車の運行を全て見合せ、全列車の約6割が運休した。2022年2月6日、札幌市内では雪が降り積もった。

 そして、14時までの24時間降雪量が1999年の統計開始以降、過去最多の60センチに達した。その後、最大積雪深が133センチと8年ぶりに1メートル超を観測した。JR北海道は、7日も札幌圏の全ての列車を終日運休する異例の対応を決めた。14日、通常運転が再開して全面復旧した。6~12日で約3500本の列車が運休し、50万人超が影響を被った
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