第6話 バウンティハンターと懸賞金について

文字数 687文字

 また読みに来てくれたんだね。

 すごくうれしいよ。

 今回はこの世界のバウンティハンターについて説明するね。

 この国では、前の世界であった警察のような組織はないの。

 代わりに、犯罪者には国の機関や街の有力者たちや地下組織などから懸賞金がかけられていて、懸賞金首になっているの。

 だから、犯罪を犯した人々は、常に周りの人々に狙われてしまうのね。

 犯罪者の個人情報や懸賞金の金額、目撃情報なんかは、スマートボードで常に共有されているわ。

 だから、バウンティハンターになって、懸賞金だけで生活している人も多いのよ。

 昔、ある宗教がこの国で流行ったの。

 その教祖様が、信者だったこの国のとある富豪と手を組んで、犯罪者たちに高額の懸賞金をかけることを思いついたの。

 最初は半信半疑だった国民たちも、高額なお金を手に入れた人達の成功譚を聞いてから、次々と犯罪者を探すようになったの。

 私も、たまに趣味でバウンティハンターの真似事をするんだけど、私が追ってるのは、魔道獣を使いすぎて魔物に精神を乗っ取られてしまった人達よ。

 彼らから魔道獣を取り除くのが今の私の使命なの。

 寄生が進行して取り除けなくなった人達は捕獲して、やむなく処分するんだけどね。

 本当は全員助けてあげたいの。

 でも、今の私にはその力が無いのが悔しくて。

 だからいつか、叡智の女神様に会って、この世界を救う力を貰うのが私の願いの一つなの。

 もう一つ、大きな願いがあるんだけど、それはまた、機会があったら教えてあげるよ。

 今日もここまで読んでくれてありがとう。

 私、とってもうれしいよ。

 また明日も読みに来てね。

 約束だよ。
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