第2話 ローゼンブルグについて

文字数 635文字

 今、私の住んでる場所は、金砂の都という、ローゼンブルグの王都なの。

 ローゼンブルグは日本と似ているが、総理大臣の代わりに王様が国を治めているの。

 現代の日本とは違って、中世のような王国だった。

 そして、この国の今の国王はバラキという男。

 でも、何故か彼は国民から日太刀王っていう称号で呼ばれているの。

 私は一応、国王の娘の宮古様に仕えていたわ。

 今は別の任務を与えられているから、その仕事はおやすみしているけどね。

 この国は日本とそっくりな島国だった。

 そして、この国には魔道炉という魔力を大量に生み出す発電所みたいな施設があったの。

 だから、この国は魔力を国中に送信できて、魔道具使い放題を実現できた。

 それで、日太刀王はローゼンブルグが独立を宣言した時に、隣の大陸の国に独立を承認しないと魔道炉を破壊すると脅したらしいの。

 魔道炉は前の世界の原子力発電所みたいに、壊れると大変なことになるから、大陸の国の長は、このローゼンブルグの独立を渋々認めたみたい。

 ……って、色々説明してると疲れそうだから今日はもう止めるわ。

 だって、この日記は私か経験したことや感じたことをそのまま書きたいから、そんなことを書いてる余裕は無いの。

 それに、私が知って欲しいのはこの国の仕組みじゃなくて、私が見たり聞いたりして感じたことだからね。

 だから、この世界の色々なことは私の気が向いた時に、私自身の言葉で、少しずつ書いていくことにするわ。

 最後まで読んでくれてありがとう。

 またね。
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