第4話 叡智の女神について

文字数 544文字

 また読みに来てくれたんだね。

 うれしいよ。

 今回はこの国の女神様についてお話するね。

 この国に伝わる伝説では、この世界を創造して管理しているのは、叡智の女神という女神様らしいわ。

 この女神様は創世の力を宿していて、この世界を作り変えることも出来るぐらいすごい神様なんだって。

 だから私、女神様に一度会ってみたいんだ。

 私にも、女神様に叶えてもらいたい願いがあるからね。

 そんな女神様を信仰している国は多いんだけど、そんな国の中には、女神様から力を授けられた巫女が、兵士たちにその力を分け与える特別な儀式をやっている所もあるらしいわ。

 私も詳しくはしらないんだけどね。

 残念ながらこのローゼンブルグでは、女神様はあまり信仰されてはされていないの。

 あ、そうそう、女神様には大事な仕事があって、この世界の全ての人間の職業は、女神様がお決めになるの。

 だから、自分で選ぶことはできないのよ。

 それが、この世界に今も女神様が実在する証拠の一つみたいね。

 この国の人々はどうやら、そこが気に入らないから、女神様を信仰していないみたい。

 だからこの国の人達は、自分に与えられた職業を無視して気ままに生活している人が多いのよ。

 ふふ、今日も読んでくれてありがとう。

 また読みに来てくれるとうれしいな。
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