第７話：田所兄弟の株投資、智次と外人娘
文字数 2,039文字
そして、田所智次も川崎のＮ証券会社に証券口座を開き百万円を入金した。その後、土曜の午後、Ｎ証券での投資勉強会に頻繁に出かけて株投資の実践的な勉強を続けた。株勉強会の話題で特に注目したのが大和ハウスで１９７０年代に入るとプレハブ住宅で短期間に家を建てられるので注目され、大きく躍進し始めた。
１９７２年にユニット式賃貸住宅「ダイワ・ユニメント」発売し、１９７６年には、アメリカに分譲住宅事業等を行う「ダイワハウス・コーポレーション・オブ・アメリカ」設立。それ以降アメリカ各地に現地法人を設立し、分譲住宅約1万戸を建設。民間では当時最大規模の「岡山ネオポリス」を新発売していた。
そこで大和ハウス株の値動きに注目していたが株価の動きが芳しくなく証券会社の担当者が一進一退だと言い下値が固まらないと告げた。１９７９年５月９日、日本電気「ＮＥＣ」がパーソナルコンピュータ「ＰＣ－８００１」を発表すると話題となり田所智次の仕事の方が忙しくなった。
７月１日、ソニーが携帯型ステレオプレーヤーＷＡＬＫＭＡＮ「ウォークマン」を新発売、キヤノンが「オートボーイ」を新発売した。このカメラは、オートフォーカ・コンパクトカメラのシリーズである。１３５フィルムを使用していた。１１月５日、シャープが「ポケット電訳機」を新発売。日本の小型電化製品が花開いた時代であった。
７月２５日、ルービックキューブが日本で新発売された。１１月２９日、川崎市で金属バット両親殺害事件が発生した。この事件をきっかけに「ゆとり教育の重要性」が評価されるようになった｡そして、３月２日、中国残留孤児が初来日し戦争と中国に残された孤児問題が話題となった。
一方、弟の田所智次は、ボーナスの度に証券口座に入金し証券口座を２５０万円に増やした。８月１４日、証券会社から田所智次に電話が入り大和ハウスの株価が２３６円と安いと言われた。そこで大和ハウス株１万株を成り行き買い注文を出すと２３６万円で買え残金が１４万円となった。
８月２２日、台湾で遠東航空機墜落事故が発生し、作家向田邦子などが犠牲になった。１０月１９日、福井謙一が日本人初のノーベル化学賞を受賞した。１９８２年が明けると６月２３日、東北新幹線が開業し東北が以前に比べ短時間でいけるようになった。１０月１日、最初のコンパクトディスクプレーヤー「ＣＤＰ－１」どＣＤソフトをソニーが新発売された。
１０月１３日、ＮＥＣがパーソナルコンピュータＰＣ－９８０１を新発売。１１月１５日、上越新幹線が開業した。やがて、１９８３年が明けると２月１３日、ハワイアン・オープンで青木功が日本人初のアメリカＰＧＡツアーで優勝した。４月１５日、東京ディズニーランドが開園し評判となった。
１９８３年５月２６日、正午頃、日本海中部地震が起き秋田県の能代市西方沖８０キロの地点で発生した逆断層型の地震、その規模はマグニチュード７.７と巨大であった。当時日本海側で発生した最大級の地震であり、秋田県、青森県、山形県の日本海側で１０メートルを超える津波に襲われた。日本での死者は１０４人に上った。
そのうち百人が津波による犠牲者であった。家屋の全半壊３０４９棟、船舶沈没または流失７０６隻、被害総額は約５１８億円にのぼった。７月１５日、任天堂から家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」ファミコンが新発売。１０月１２日、ロッキード事件の公判で元首相の田中角栄に実刑判決が下された。
１９８４年が明けると、１０月２６日の朝、証券会社から田所寿一に電話が入り東京精密の株価が４８１５円と高いと言われた、そこで全株、成り行き売り注文を出した。すると株保有中の３年間で３回の株式分割を行い株数が２.１２倍に増え２万株４２４００株に増えていたため税引き後利益が１７９８０万円で残金が１８０７２万円と増えた。
この結果を知り田所寿一は、今後は、守りの投資をしようと考え始めた。１２月７日、高級ディスコ麻布十番マハラジャがオープンした。その後、社会現象と呼ばれるほどの人気を博した。１９８０年代後半のバブル経済期に高級ディスコブームを巻き起こす元祖となった。オーストラリアからコアラ６頭が贈られて日本に初めて上陸した。
ロサンゼルスオリンピック開催され柔道の山下泰裕は金メダルを獲得し、その後、国民栄誉賞が贈られた。田所智次は、１９８４年１２月２４日の職場の友人と２人とハブ渋谷店へ行き、クリスマス・イブにもかかわらず男２人だけの酒を飲んでいた。その隣の席には、外人女性２人がやはり飲んでいた。
酒が回った田所智次が、その中のグラマーな外人女性に英語で型どおりの英語で初対面の挨拶「ハウ・ドゥ・ユードゥー・・・」と英語で話した。それを聞いた２人の女性の１人が飲んでいたビールを吹き出した。そして、大笑いするではないか、その様子を見て田所智次が私の英語、何か変ですかと聞き返した。すると今度は、２人とも大笑いした。
１９７２年にユニット式賃貸住宅「ダイワ・ユニメント」発売し、１９７６年には、アメリカに分譲住宅事業等を行う「ダイワハウス・コーポレーション・オブ・アメリカ」設立。それ以降アメリカ各地に現地法人を設立し、分譲住宅約1万戸を建設。民間では当時最大規模の「岡山ネオポリス」を新発売していた。
そこで大和ハウス株の値動きに注目していたが株価の動きが芳しくなく証券会社の担当者が一進一退だと言い下値が固まらないと告げた。１９７９年５月９日、日本電気「ＮＥＣ」がパーソナルコンピュータ「ＰＣ－８００１」を発表すると話題となり田所智次の仕事の方が忙しくなった。
７月１日、ソニーが携帯型ステレオプレーヤーＷＡＬＫＭＡＮ「ウォークマン」を新発売、キヤノンが「オートボーイ」を新発売した。このカメラは、オートフォーカ・コンパクトカメラのシリーズである。１３５フィルムを使用していた。１１月５日、シャープが「ポケット電訳機」を新発売。日本の小型電化製品が花開いた時代であった。
７月２５日、ルービックキューブが日本で新発売された。１１月２９日、川崎市で金属バット両親殺害事件が発生した。この事件をきっかけに「ゆとり教育の重要性」が評価されるようになった｡そして、３月２日、中国残留孤児が初来日し戦争と中国に残された孤児問題が話題となった。
一方、弟の田所智次は、ボーナスの度に証券口座に入金し証券口座を２５０万円に増やした。８月１４日、証券会社から田所智次に電話が入り大和ハウスの株価が２３６円と安いと言われた。そこで大和ハウス株１万株を成り行き買い注文を出すと２３６万円で買え残金が１４万円となった。
８月２２日、台湾で遠東航空機墜落事故が発生し、作家向田邦子などが犠牲になった。１０月１９日、福井謙一が日本人初のノーベル化学賞を受賞した。１９８２年が明けると６月２３日、東北新幹線が開業し東北が以前に比べ短時間でいけるようになった。１０月１日、最初のコンパクトディスクプレーヤー「ＣＤＰ－１」どＣＤソフトをソニーが新発売された。
１０月１３日、ＮＥＣがパーソナルコンピュータＰＣ－９８０１を新発売。１１月１５日、上越新幹線が開業した。やがて、１９８３年が明けると２月１３日、ハワイアン・オープンで青木功が日本人初のアメリカＰＧＡツアーで優勝した。４月１５日、東京ディズニーランドが開園し評判となった。
１９８３年５月２６日、正午頃、日本海中部地震が起き秋田県の能代市西方沖８０キロの地点で発生した逆断層型の地震、その規模はマグニチュード７.７と巨大であった。当時日本海側で発生した最大級の地震であり、秋田県、青森県、山形県の日本海側で１０メートルを超える津波に襲われた。日本での死者は１０４人に上った。
そのうち百人が津波による犠牲者であった。家屋の全半壊３０４９棟、船舶沈没または流失７０６隻、被害総額は約５１８億円にのぼった。７月１５日、任天堂から家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」ファミコンが新発売。１０月１２日、ロッキード事件の公判で元首相の田中角栄に実刑判決が下された。
１９８４年が明けると、１０月２６日の朝、証券会社から田所寿一に電話が入り東京精密の株価が４８１５円と高いと言われた、そこで全株、成り行き売り注文を出した。すると株保有中の３年間で３回の株式分割を行い株数が２.１２倍に増え２万株４２４００株に増えていたため税引き後利益が１７９８０万円で残金が１８０７２万円と増えた。
この結果を知り田所寿一は、今後は、守りの投資をしようと考え始めた。１２月７日、高級ディスコ麻布十番マハラジャがオープンした。その後、社会現象と呼ばれるほどの人気を博した。１９８０年代後半のバブル経済期に高級ディスコブームを巻き起こす元祖となった。オーストラリアからコアラ６頭が贈られて日本に初めて上陸した。
ロサンゼルスオリンピック開催され柔道の山下泰裕は金メダルを獲得し、その後、国民栄誉賞が贈られた。田所智次は、１９８４年１２月２４日の職場の友人と２人とハブ渋谷店へ行き、クリスマス・イブにもかかわらず男２人だけの酒を飲んでいた。その隣の席には、外人女性２人がやはり飲んでいた。
酒が回った田所智次が、その中のグラマーな外人女性に英語で型どおりの英語で初対面の挨拶「ハウ・ドゥ・ユードゥー・・・」と英語で話した。それを聞いた２人の女性の１人が飲んでいたビールを吹き出した。そして、大笑いするではないか、その様子を見て田所智次が私の英語、何か変ですかと聞き返した。すると今度は、２人とも大笑いした。
