第１話：長男の小学校入学後のチリ地震
文字数 2,008文字
長男の田所寿一は、１９５３年４月に誕生した。１９５４年が明けると、父、田所源藏は、土浦のＮ証券で証券口座を開き５０万円を入金した。１９５４年１月１４日木曜日の朝、証券会社から田所源藏に電話が入った。その電話で三菱商事の気配値が３２円と安いと言われ１万５千株成り行き買い注文を出した。
すると４８万円で買え残金が２万円となった。田所家は、土浦駅から徒歩１５分の所にあり１０人が住む農家であった。その後、次男の田所智次が１９５６年１２月２０日に生まれた。祖父母と両親、両親のと弟夫婦の３世帯の農家で本家と分家と隠居と３つの家に総勢１０人で住んでいた。田所家の人を中心に農業をした。
しかし、田所源藏は、愛想が良くて農協でも近所でも評判が良かった。田所家は、田んぼで米を栽培していた。しかし、米は、苦労の割に高く売れず考えて、比較的高く売れるレンコン栽培を数件の農家と一緒にやり始めた。人手が足らないと近所の貧しい農家の手を借りてレンコンの仕事をやり始めた。
初めてなので、いろいろ試行錯誤しながらやっていた。しかし、重労働であり近所で手の空いてる農家の人達を雇ってレンコン栽培をやり続けることにした。田所寿一は１９６０年４月から池から徒歩１５分の小学校にあがり通い始めた。そんな１９６０年５月２３日４時１１分「日本時間」、南米・チリ共和国でマグニチュード９.５、世界最大規模の地震が発生した。
地震直前チリでマグニチュード７～７.５の前震と思われる地震が５～６回続き、その後本震が発生。この地震で首都サンティアゴをはじめチリ全土で死者１７４３名、負傷者６６７名の大きな被害となった。震源地はチリ南西沖バルディビア近海で震源の深さ約３３キロ。太平洋側のナスカプレートが南米プレートにもぐりこんでいる境界で発生した。
断層の長さは約８百キロ、断層のずれは約２０メートルといわれる巨大な海底変動により大津波が発生。地震発生１５分後に約１８メートルの津波がチリ沿岸部を襲い、約１７時間後にはハワイ諸島を２２.５時間後に日本を襲った。ハワイのヒロ市では、約１０.７メートルの津波が押し寄せた。
その後、日本でも北海道から沖縄までの広い範囲で２～６メートルの津波に襲われ、多くの犠牲者を出した。この地震は、日本でも長野県の松代地震観測所をはじめ、全国の地震計で２３日１６時半頃ら約３時間半にわたって異常に大きな地震が記録された。松代観測所ではこの地震発生の数日前からかなり大規模の地震が観測された。
当日も４時１５分頃、４時３１分頃にも大規模な地震が連続して観測された。大津波を起こしたのはこの４時３１分に観測された本震によるものと見られた。チリで４時１１分に発生した本震の初動は、チリから日本まで約２０分で到達したことになる。そして、それを追うように地球の裏側からジェット機のスピードで津波は太平洋を渡った。
地震直後にハワイ地磁気観測所から日本政府にも地震の情報と同時に津波警報が伝えられたが経験不足からか気象庁は津波の強度を過小推定したため、日本の津波警報が発令になったのが津波襲来後となったことが被害を大きくしたと言われている。後日調べると江戸時代だけでもチリやペルーで津波が発生するたびにハワイや日本にも襲来。
そして、日本の太平洋沿岸で大津波が発生すると逆にハワイや米国西海岸、南米に津波が押し寄せていたことが判明した。チリ地震が起きて東北の太平洋側に大きな津波が押し寄せた。その津波は、突然、押し寄せ、全国の死者・行方不明者は１４２人に上った。その多くは岩手県大船渡市で５３人、宮城県志津川町「現在の南三陸町」で４１人など三陸沿岸に集中した。
この地震でチリ中部の近海、長さ約千キロ幅２百キロの領域を震源域として発生した超巨大地震である。地震後、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し大きな被害が発生した。マグニチュード９.５を記録した観測史上世界最大級の地震である。長さ千キロ、滑り量１０メートルを越える断層が活動したと考えられた。
日本の東北地方海岸に到達した験潮所波形の数値解析によれば長さ８５０キロ、幅１８０キロ、滑り１７メートル、傾斜角２０°の低角逆断層モデルが東北沿岸の津波を最も再現できるとされる。最大震度は震度７相当とされた。チリ地震は、まず前震がマグニチュード７.５でマグニチュード７クラスの地震が５～６回続き、マグニチュード８クラスの本震が発生した。
また、余震もマグニチュード７クラスであったため、首都サンティアゴ始め、チリ全土が壊滅状態になった。地震による直接的な犠牲者は１７４３名。負傷者は６６７名であった。前日には単独でも巨大地震といえる前震も発生したがマグニチュード７を超える余震は３つだった。本震の３８時間後に噴火したコルドン・カウジェ山をはじめとして１年以内に以下の火山が噴火した。
すると４８万円で買え残金が２万円となった。田所家は、土浦駅から徒歩１５分の所にあり１０人が住む農家であった。その後、次男の田所智次が１９５６年１２月２０日に生まれた。祖父母と両親、両親のと弟夫婦の３世帯の農家で本家と分家と隠居と３つの家に総勢１０人で住んでいた。田所家の人を中心に農業をした。
しかし、田所源藏は、愛想が良くて農協でも近所でも評判が良かった。田所家は、田んぼで米を栽培していた。しかし、米は、苦労の割に高く売れず考えて、比較的高く売れるレンコン栽培を数件の農家と一緒にやり始めた。人手が足らないと近所の貧しい農家の手を借りてレンコンの仕事をやり始めた。
初めてなので、いろいろ試行錯誤しながらやっていた。しかし、重労働であり近所で手の空いてる農家の人達を雇ってレンコン栽培をやり続けることにした。田所寿一は１９６０年４月から池から徒歩１５分の小学校にあがり通い始めた。そんな１９６０年５月２３日４時１１分「日本時間」、南米・チリ共和国でマグニチュード９.５、世界最大規模の地震が発生した。
地震直前チリでマグニチュード７～７.５の前震と思われる地震が５～６回続き、その後本震が発生。この地震で首都サンティアゴをはじめチリ全土で死者１７４３名、負傷者６６７名の大きな被害となった。震源地はチリ南西沖バルディビア近海で震源の深さ約３３キロ。太平洋側のナスカプレートが南米プレートにもぐりこんでいる境界で発生した。
断層の長さは約８百キロ、断層のずれは約２０メートルといわれる巨大な海底変動により大津波が発生。地震発生１５分後に約１８メートルの津波がチリ沿岸部を襲い、約１７時間後にはハワイ諸島を２２.５時間後に日本を襲った。ハワイのヒロ市では、約１０.７メートルの津波が押し寄せた。
その後、日本でも北海道から沖縄までの広い範囲で２～６メートルの津波に襲われ、多くの犠牲者を出した。この地震は、日本でも長野県の松代地震観測所をはじめ、全国の地震計で２３日１６時半頃ら約３時間半にわたって異常に大きな地震が記録された。松代観測所ではこの地震発生の数日前からかなり大規模の地震が観測された。
当日も４時１５分頃、４時３１分頃にも大規模な地震が連続して観測された。大津波を起こしたのはこの４時３１分に観測された本震によるものと見られた。チリで４時１１分に発生した本震の初動は、チリから日本まで約２０分で到達したことになる。そして、それを追うように地球の裏側からジェット機のスピードで津波は太平洋を渡った。
地震直後にハワイ地磁気観測所から日本政府にも地震の情報と同時に津波警報が伝えられたが経験不足からか気象庁は津波の強度を過小推定したため、日本の津波警報が発令になったのが津波襲来後となったことが被害を大きくしたと言われている。後日調べると江戸時代だけでもチリやペルーで津波が発生するたびにハワイや日本にも襲来。
そして、日本の太平洋沿岸で大津波が発生すると逆にハワイや米国西海岸、南米に津波が押し寄せていたことが判明した。チリ地震が起きて東北の太平洋側に大きな津波が押し寄せた。その津波は、突然、押し寄せ、全国の死者・行方不明者は１４２人に上った。その多くは岩手県大船渡市で５３人、宮城県志津川町「現在の南三陸町」で４１人など三陸沿岸に集中した。
この地震でチリ中部の近海、長さ約千キロ幅２百キロの領域を震源域として発生した超巨大地震である。地震後、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し大きな被害が発生した。マグニチュード９.５を記録した観測史上世界最大級の地震である。長さ千キロ、滑り量１０メートルを越える断層が活動したと考えられた。
日本の東北地方海岸に到達した験潮所波形の数値解析によれば長さ８５０キロ、幅１８０キロ、滑り１７メートル、傾斜角２０°の低角逆断層モデルが東北沿岸の津波を最も再現できるとされる。最大震度は震度７相当とされた。チリ地震は、まず前震がマグニチュード７.５でマグニチュード７クラスの地震が５～６回続き、マグニチュード８クラスの本震が発生した。
また、余震もマグニチュード７クラスであったため、首都サンティアゴ始め、チリ全土が壊滅状態になった。地震による直接的な犠牲者は１７４３名。負傷者は６６７名であった。前日には単独でも巨大地震といえる前震も発生したがマグニチュード７を超える余震は３つだった。本震の３８時間後に噴火したコルドン・カウジェ山をはじめとして１年以内に以下の火山が噴火した。
