第24話 五行の「金」について【秋】
文字数 1,512文字
今回は五行の「金」。
金属のように固く冷たく清潔なイメージ。
自然界では、植物が成長を収束させ、実を結び安定します。
そして「陰」の気が増してきて、冬の準備に入ります。
象意:
西 秋 白色 乾燥 辛み 悲しみと憂いの感情
関係する器官:肺 大腸 皮膚 鼻 毛
【チェック項目】
①風邪をひきやすい
②肌トラブル
③咳・のどの痛み
④下痢や便秘になりやすい
⑤花粉症・鼻炎
「金」の「気」が不足したら、白い花を中心に飾るといいでしょう。
ウサギは風邪をひきやすいし、すぐにお喉が痛くなるよ。
ウサギさんが寝込むようになったら大変じゃ!
海ちゃん、ありったけの白い花を集めてこよう!!
ほいきた! ウサギが倒れたら一大事。
黒猫のメンタルをヨシヨシしてくれる、介護ヘルパーみてえなもんだからな。
わんさか白い花を集めてこようぜ!!
(アレンジのセンニチコウは、冷え性を緩和する効果あり)
ゼイゼイ、黒猫、けっこう見つかったな。
(ジュースがぶ飲み)
ハアハア、そうじゃな。わしにもジュース
注いどくれ。
(わしは白い花が好みじゃから、けっこう画像があってよかったわい)
(秋の回じゃが、たのむ、季節感は見逃しておくれ)
秋に弱りやすいのは五臓の「肺」。
呼吸器と大腸に影響が出ます。どちらも乾燥に弱いので、潤い対策と腸内環境の改善に努めましょう。風邪のほか、ドライアイ、肌荒れにも注意。
ただし、台風や秋雨前線で雨が多い年は、臨機応変に湿気対策も取り入れてくださいね。
また、憂鬱になりやすいので、早寝早起きをお心がけください。
おすすめ食材としては……
呼吸器の乾燥を防ぐには、梨、柿、レンコン、山芋、豆乳なんぞがよかろう。
また、体に潤いを与えるには、牛乳、卵、ヨーグルトなど乳製品、ゴマ、松の実などナッツ類、豚肉、アスパラガス、小松菜なんぞがいいのう。
牡蠣、ホタテなど貝類には、乾燥からくる火照りやのぼせを防ぐそうじゃ。
そうそう、味噌、チーズ、甘酒、漬物など発酵食品も、腸内環境を改善し体の防御機能を高めるのでおすすめであるぞ。
風邪を引きそうな気配を感じたとき……
食欲があるなら、スープやおかゆ・雑炊なんかに、ネギ、生姜、大葉など発汗作用のある薬味をたっぷり入れよう。
食欲がないなら、生姜のすりおろし+はちみつ又は黒糖にお湯を注いでゆっくり飲んでね。体が温まるよ。
風邪の気配を感じたら、早期対応が大切。
温めて汗をかき、早く寝て風邪を追い出しましょう。
くれぐれも無理をしてはいけませんよ。
梅干しやレモンなど酸っぱい食べ物は、収れん作用があって毛穴を引き締めるんだって。
だから発汗させたい風邪の引き始めの時期には不向きみたい。
「咳」に効果がある薬膳レシピに登場しがちなのは「大根あめ」じゃな。
大根にはのどの痛み・炎症を緩和する効果があるし、はちみつには抗酸化作用・抗菌作用があるからの。
【作り方】
①大根を賽の目(1~2㎝角)に切る。
②保存容器に大根を入れ、はちみつをかぶるくらい注ぐ。
③冷蔵庫で一晩おく。抽出したエキスをお湯で割って飲む。
実はわしも、油断するとすぐに喉を腫らすから、今度作ってみようかのう。
でも正直なところ、味を想像すると、ちと怖いんじゃ……
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