第21話 五行の「木」について【春】
文字数 1,483文字
まずは五行の「木」。
冬の間貯め込んだものをデトックスし、万物が生じる春。
生命が芽吹き、木々がのびやかに成長して広がっていくイメージです。
象意:東、春、青色、風、酸味、怒りの感情
関係ある器官:肝臓 胆のう 目 筋肉 爪
【チェック項目】
①春に体調を崩しやすい
②眼精疲労
③イライラしやすい
④不眠
⑤爪が割れやすい
②だけじゃな。
不眠はまったくないし、今のところ特段イライラはしとらんのよ。
勤め先はずっと同じじゃが、仕事が様変わりして効率化しておるからの。時代の流れと法改正、制度改正さまさまじゃ。
ギクッ。超細かい課長をたまにイライラさせているのじゃ~(笑)
わしは「鬼チェック」と言われとるが、課長のチェックは更に凄まじく鬼気迫るもんがあってのう。
悔しいが、いつも感心しとるわい。
黒猫さんは問題なさそうですね。
「木」の「気」が不足していると感じたときは、青い花を中心に部屋に飾るといいでしょう。
青い花には鎮静作用があるので、高ぶった気を落ち着かせ、緊張をほぐしてくれます。良質な眠りに導いてくれることも期待できますね。
なかなか青い花ってなくてのう、少し青が入っているのはこれとか。
カモミールは安眠効果がありますし、水色のデルフィニウムには高ぶった気を静めてくれますよ。
カーネーションには解毒作用と目の充血緩和、ガーベラは低血圧に効くようです。
そしてマーガレットは清熱解毒作用と、動悸息切れを緩和する効果が期待できます。
でも花療法は「生花」がいいので……画像では……
みんなでお散歩に行きましょうか?
ここら辺の花壇は、長老がお手入れしているんだよ。
かわいいねえ。
海ちゃん。草むらと言っておるがの、これはわしの雑草だらけの庭なんじゃ。
フジ:鎮痛や解毒作用あり。風邪による関節痛をやわらげる。
黒猫、うかうかしている間に、春が終わって初夏になっちまったじゃねーか。
ふふ、そんな時ほど、青い花を観賞して気持ちを落ち着けましょうね。
うむ。青い花で、少しばかり目の疲れがやわらいだようじゃ。
黒猫さん、すごーく基本的なこと言っちゃうね。
会社でパソコン見続けているんでしょ? おうちに帰ってきたら、スマホやパソコンはほどほどにして早く寝るのが一番かもネ。
あとよ、晩メシ食った後、バラエティーやドラマ見ながらソファで寝落ちも禁止な。
春はストレスと関係の深い「肝」が高ぶります。
自律神経が乱れやすく、イライラ、めまい、血圧上昇などが起こりやすくなります。
春は、陰(冬)から陽(春)の切り替え時期、そして環境の変化もあり、なにかと気忙しい時期……
なるべくゆったり過ごすようにしてくださいね。
春のおすすめ食材としては……
ブロッコリー、菜の花、ウド、セリ、セロリ、小松菜など、春の苦みのある野菜はデトックス効果あり。
シソ、ミョウガ、パセリ、パクチーなどの香味野菜も、抗酸化作用があるのでストレスのダメージケアによきかな。
それから、玉ねぎ、エンドウ豆、柑橘系の果物は、気のめぐりを良くするのでおすすめじゃ。
最後にひとつ。慢性的な鉄分不足は、メンタル不調につながりやすいのでご注意くだされ。
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