第26話 辺境な惑星から感謝をこめて
文字数 1,192文字
九尾の狐先生、レクチャーをありがとうございました。
チーズケーキのお土産までいただいちゃって。
さっそくお茶にしましょう。
いい色合いでしょう?
真砂大学農学部で作っているバスクチーズケーキなんですよ。
美味そうじゃ。
拙者がプーアル茶などを淹れてしんぜよう。
【以下、伊達ちゃんが唱えるカロリーゼロ理論】
カロリーは日をまたがない
カロリーは熱に弱く110℃以上で消滅する
カロリーは凍ると無くなる
烏龍茶を飲むと一切無くなる
辛い物にはカロリーが無い
糖分はすぐエネルギーに変わるので、太らない
白いものは白紙に戻ってカロリーが無い
新幹線に持ち込んだ食材は、速すぎてカロリーがついて来られず、カロリーが無くなる
昔からあるロングセラーのお菓子は太らない
しばしケーキをいただきながら、カロリーゼロ理論や下界の噂話などをご歓談
そろそろ失礼いたします。
一時間後に通り雨がありますから、洗濯物は取り込んでおいた方がよろしいですよ。
洗濯物を取り込み、後片付けを終えて、ソファでごろごろする三匹。
それはのう……
拙者のアトリエは限界集落じゃがの、エッセイ『雑談 電波観測所』『ふきのとう日誌』『憧れの注文住宅と恐怖の方位気学』に、ほそぼそながらもPVが途切れない回が一つずつあるんじゃ。
言っておくが「0」にはならないだけで、「ほそぼそ」とじゃよ。
そのうちの二つは、題材としているモノの元々のコンテンツが太いんじゃ。
それで拙者はタダ乗りさせてもらっておるというか、ご相伴にあずかっておるというか、そんな塩梅でPVのおこぼれをいただいておるのじゃ。
そして残り一つじゃが……
昭和チックな時代錯誤なコンテンツなんじゃ。なのにほそぼそとPVがあっての。これはニッチなニーズがあるのやもしれんと思ってな。
そうなんじゃ、意外じゃろ?
アップした当初はそうでもなかったんじゃが、一度どこかのタイミングで検索に拾われたみたいでの、それからほそぼそとPVがあるんじゃ。
それでニッチなニーズにお答えして、似たようなジャンルの五行を取りあげてみたんだネ。
うむ。それから溜まった画像を整理したくもあり……
でもまあ、ニッチな読者さまに届くかどうかは別の話じゃ、サイトは星の数ほどあるからの。
釣り糸を垂らして、気長に検索に拾われるのを待つ所存じゃ。
だよな。そう考えると、星の数ほどサイトがある中でここを訪れてくれたのって、奇跡みてーなもんだよな。
読者さまに感謝しねーと。
そうだね、ありがたいことだよね。
読者さまは忙しい日々のなかで、こんな辺境な惑星からの微弱な通信を受信して、アクセスしてくださったんだものね。
本当に読者さまには感謝しかない。
読者さまの無病息災、平穏無事を心から祈っておりまするぞ。
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