第61話

文字数 532文字

 私は自分をアンパンマンかと思う。顔も丸いし、体も丸い。
んでもって、私のでなく、周囲の人々が触れてほしくないプライベートを、人に言いふらしたりする人には、一切、手も知恵もかさないし、助けない。私自身の手も汚さない。
 表だっては、ださないようにはしているが(たぶん思いっきり出ている)、傍から聞いている段階で、私の心の中は、ぐつぐつと煮えたぎっている、「おめ~に関係ね~だろっ、道端のおばちゃんか!」
 私みたいなのが、一番怖い。時々、退職した年下の女の子から言われる。
「あの会社の中だと、一番怖い」、即答だ。
 彼女は、私の本質を見抜いている。若いのになぜだ?といつも思う。

「あの人腹たつんですよ~」って、私に愚痴を言ってくる人に対し、「自滅するからほっとけば。自分を汚す必要なんてないでしょ、そのどうでもよいようなことをする人に」で済ませる。「そっすね~」との返事が100%返ってくる。
 書いているだけで、私は恐ろしく。。。怖い。
 人のプライベートの弱いところに、ちゃちゃを入れたりする人間に対し、私は、なにくわぬ顔で、アンパンマンのボディブローを、容赦なくお見舞いし続ける。
 
しかし、頭をかじられないように、気を付けねば。。。私には、ジャムおじさんは、いない。
 
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