第24話:牧場購入計画と買収交渉後、購入

文字数 2,036文字

 少し、仲間とも相談して、自分たちのアイディアをまとめておきますと、村沢が言うと、是非、このプロジェクトを成功させて、この沼田に新しい観光牧場を作りたいし、同じような牧場を増やしたいと語った。池上博和先生を農林大学に下ろして、柴橋と村沢は、喫茶店に入り、高原の牧場について夢を語り、やってみ愛と言う気になって、夢が膨らんできた。そして、家族が了解してくれれば、牧場建設をはじめたいと柴橋もやる気になった。

 その後、柴橋と村沢が、以前、訪問した高原の牧場に電話して、家族で見学したいと言い、10月上旬の休みの日に、村沢のパジェロに2家族7人が乗って、牧場見学に出かけた。その時、一番、喜んだのが、利根実業高校2年生の柴橋和利と柴橋和代であった。多くの牛と牛小屋、馬の放牧と羊の群れ、まさに理想的な高原牧場じゃないかと、感激していた。

 そのうち、この牧場を買いたいと思っていると、柴橋の父が言うと、柴橋和利と柴橋和代が、俺たちそこで働いてやると笑顔で語った。その話を聞いて、君たちが、学校を卒業する頃には、買うつもりだと告げた。その話を聞いていた小学校3年の村沢健一も、俺も馬に乗って草原を走り回りたいと言った。そうだな何とか、この牧場を買いたいなと村沢も俄然やる気になった。

 2012年も秋を迎えて、やがて寒くなり、今年も柴橋と村沢の家族が、老神温泉に泊まり忘年会をし2013年を迎えた。この話を池上博和先生にすると、喜んでくれた。具体的なプランも教えてというので、利根実業に通っている、柴橋の息子と娘が2014年に卒業するから、その後、村沢夫婦と中学の息子と柴橋夫婦と2人の子供でそこに移り住んで、1年かけて牧場を上手に受け渡ししたいと説明した。

 まさに理想的じゃないですか、そのプランを牧場の連中に話すときっと喜んでくれますよと言った。そして3月になり、4月、桜が咲き、5月の連休に、村沢一家3人と、柴橋一家4人で前もって電話をして高原牧場に出かけた。すると、朝8時半に到着すると、村沢一家3人と、柴橋一家4人に牧場の施設を見て回り、係員が、丁寧に説明した。乳牛の放牧を見て、柴橋和利と柴橋和代、ここで働けるなんて、嬉しいと語った。

 牧場関係者の中にも利根実業出身者が、4人もいることが分かり、親しく、いろんな質問に気軽に答えてくれた。こうして、牧場、購入の夢に向かって、家族全員が、その気になってきた。そして、夏となり、夏にも、村沢と柴橋の家族が、再度訪問し、秋にも訪問して、すっかり顔見知りになった。この頃、池上博和先生と村沢が、牧場の売買の方法で牧場主と交渉し始めた。それによると、今年中に牧場主が、借金を返したので、現金で5千万円で牧場の全設備を売ると言った。

 その時、一緒に現在の従業員を雇って欲しいと言われた。そこで一度、従業員と面接させて欲しいと村沢が言うと了解してくれた。その後、牧場主が、牧場を売り渡すと話すと60歳を超えて退職したいという人が3人いて現在の6人のスタッフが、3人になってしまう事が判明した。そこで来春、新たに利根実業から6人補充する事を考えた。日時をどうするかと言われ2013年10月18日、金曜日、職員全員を集めて話し合いをしようと言われ同意した。

 その時、現在の牧場主と村沢研吾が、牧場を買収し新オーナーになる事と従業員は、そのまま雇う事を発表することにした。そうて2013年10月18日、金曜日に職員全員を集めて牧場を村沢に売ると牧場主が、職員に話して、日付は、2014年4月1日付けで、村沢研吾が、牧場主になり、柴橋聡、柴橋純代、村沢里恵の3人が、副牧場長となると説明した。やがて冬になり2014年を迎えた。柴橋家の子供、柴橋和利と柴橋和代が、利根実業を2014年4月に卒業。

 そして、その牧場に就職することが決まった。当初、柴橋和利と柴橋和代は、自分のバイクで牧場に通い、雨の日には、父がパジェロで送迎することに仕事を始めた。やがて、4月1日を迎えて、村沢研吾が、元の牧場主の口座に5千万円を振り込んで、牧場の所有権の移転手続きや役場で、必要な手続きを取りに、元オーナーと村沢が、動き回り。4月中旬には、終了した。これで、牧場名も村橋高原牧場と名称変更をした。

その後、現在、機械や設備が古くなり交換または、修理の必要なものを従業員にアンケートで、聞いた。その結果、出てきた結果から優先順位を決めて、交換、修理を開始した。経理担当のスタッフにかかった費用の税控除の計算をお願いした。また、新しい設備の導入について優先順位の高い順に書いてもらった。

 するとレストラン部門の充実が、必要と考えてる様であった。多くのアンケート、土日祭日、レストランが、お客さんを待たせすぎていると書いてあった。そのため、レストランの販売スタッフの増員を求める書面が多かった。そのため、レストラン販売部門の土日のアルバイトを3人募集することにした。
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