消滅

文字数 414文字

神経質な音の淀んだ川に
無数の憎しみの連鎖が揺らめき
炸裂した跡形もなかった
歪んだ太陽のすぐ下の沈黙の空が
はじけ飛んだ無意味な親鳥の死骸に
落ちていく過ぎ去った日々
嫌な音と銃声の困惑が描き出す
摩訶不思議な六芒星の沈黙が
知らない窓から増えて行って
消失していく揺らぎ体験が
ひどく落ち込んだ消滅の音に
結局、中身なくなりいろいろな歪みが
死んでいくのは花畑の夜に
落ち込んだ腐った水の匂いに
しばらくの間に揺れている
鳥たちの憧れの全肯定
それは破壊の落ち葉が
君に降り注いでいるけれど
持ち直す日もいつか訪れると
そう信じるのは間違っているのか
破壊の自我の関係性は
何も知らない死んだ落ち葉に消えて
蘇る夏の日々の続きが
それを再生させるようだ
暗黒の魔境を忘れて
広がる空をただ見つめている少女の影
日の光は憧れをしっかりと悲しみの内に含み
それとあれを求めた夏の日々
結局好きだったのは落ち着いた
あの頃の残像かもしれない
無数の痛みは和らぎ
無我夢中になって落ちていく風景
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