はなさかじいさん

文字数 370文字

はなさかじいさん
を読んだ
のはいつ
だっただろうか

じいさんが
木に登り
枝に座って
灰を撒くと
枯れ木に花が咲く

確か
そんな話
だった

その前に
ここ掘れワンワン
だったっけ?

いじわるじいさん
が出てきて
鬼にこぶをつけられるのは
こぶとりじいさんか

なんだか
良く分からなくなったが
話の筋はどうでもいい

オレは
まだまだ
じいさんと呼ばれるには
遠いのだけれど
木に登り
枝に座れない
よなぁ
とふと思ったのだ

やはり
昔の人は
身のこなしが
違う

きっと
じいさん
と言っても
オレより
若いのかも
しれない

公園で
木に登る
子どもを見て
急に
登りたくなった

今登れば
はなさかおじさん
と指をさされるのだろうが
残念ながら
登れそうにない

はなさかじいさん
なかなかやるな

考えてみれば
子供の頃だって
木登りできなかったのだ

はなさかじいさん
の素質なし

なら
いじわるじいさん
になるしか
ないか

でも
悪知恵が
働かないから
その素質も
ないな
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