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最強の武器だと思って戦ってきたものが
いとも簡単に砕け散って
何の役にも立ってないだけじゃなく
もしかすると無駄だったと
粗大ゴミ廃棄物シール貼られゴミ捨て場に置かれ
僕に残るモノと言ったら
その他大勢というモブキャラの肩書きと
無駄に高いプライド
睡眠時間を削って手に入れた満足感
走り続けて流されまくって
身ぐるみ剥がされた心に
邪魔なプライドが居座って
僕を外の世界から遠ざけて囲う
まだまだやれるとうそぶいては
少しずつ小さくなっていく
僕を押さえつける力も無くなった時
やっと見えた世界は
大海原の高波の中でかすかに見える
小さな陸地多分僕のいた街
果てしない絶望の中で
それでも僕を邪魔するのは
小さくなってもあがない続ける
くだらないプライド
口を塞いでるその手を払って
大声で叫んだとしたら
差し伸べてくれる手もあったのかもしれない
でも僕が捨てきれなかったから
今ここにいる
でもまだ最後じゃないさ
息ができるうちに気づけたから
最後に残った力でプライド捨てて
悪あがきしてみよう
やっと見つけた使えそうなものが
例え手のひらサイズだとしても
それを振り回す元気が残ってるなら
まだ何かできるはず
そう思えるまで何時間か無駄に過ごしたけれど
プライドに邪魔されない今ならきっと
何か手に入るはず
暗闇が去り明るくなってきたあの向こう側に
僕の知らない何かが待ってると
もう一度信じてみよう
まだ息をしているから