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文字数 200文字
優しい海は誰かを待ってる
包み込む空の青さと雲の白さと
閉じ込めて奏でる子守唄
飛び交う海鳥が
帰る時を告げる
次にまたここに来れたら
あの船に乗って遠くまで
この気持ちを乗せよう
激しい海は誰も彼も遠ざける
怒りと悲しみが満ちてきて
波打ち際の白を
自分色に染める
まだ迎えに来るのは早いよ
やり残した事があるから
もう少しあの光を見ていたいんだ
海は優しく怖いけど
本当は僕らの一部だから
今日もその潮騒に包まれて
あの空を眺めよう
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