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文字数 496文字



人には大抵触れられたくない事があって
それを深く見えない所に隠してる人や
見える場所に放置している人もいて
間違えて探り当ててしまう時がある
傷ついた顔を見るまで気づかないまま
しばらく踏みにじってて
時に取り返しの付かない刃で
それ以上の溝を作ってしまい
最後に後悔しか残らない時がある
それでも付き合いがながければ
いずれ時が解決して
わだかまりはあるものの
謝れるチャンスを得られる日もあるけど
せっかく紡いだ繋がり全てを
無に返してしまうような
そんな細い糸の先にある絆が
想像以上に二度と手に入らない
ものだったりすると
ダメージが大きすぎて立ち直れない
全ては浅はかで無知な僕のせい
心の動きについてもたくさん
学んできたはずなのに
どれだけ落ちこぼれなのか
誰の目にも明らかなほど
同じ繰り返しをして悲しい顔を
また気づくと生み出してしまう
人は皆強くないから
強そうな相手でも
たとえ親でも恋人であったとしても
触れてはいけないモノは
その人が自分で開けるまで
気づいたとしてもどうか探り当てずに
ただそばで添い続けてくれるだけで
見守ってくれるだけで
あとはそこで待っててほしい
掘り当てられた人も
掘り当ててしまった人も
どちらも傷付かないように




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