最終話
文字数 3,139文字
可能コピープログラムが日本上空を周る衛星ではなく地上にあるサーバーは爆破される。
「 宇宙空間の人工衛星には手が出せない。爆破の方法そのものは衛星には積んでいないやってしまえば以降の人間は2度と 」
「 地球圏からでる事が出来なくなる 」
「 シノその通りだ。デブリ化( 宇宙のゴミ )になる。しかし俺たちの敗北ではない 」
「 私たちはアメリカ国内の映像で見えている程の死体になるような人的被害がない。スリープログラムに積んでいる思考補足専用コンピュータチッププログラムを利用されて 」
紫乃の部下のサテライトそれを統括している次官は言う。
「 今、宇宙に浮かんでいる衛星はおそらく沙の使用する同じ殺人用プログラムへ書き換えられています。ご存じのように4万基もの人工衛星グローバルワールドサテライトはおそらく今、報告の計算はしていますが3分1は乗っ取られているのではないかと 」
別の肌の褐色の男が割って報告を加える。
「 全世界の映像来ます 」
それはまるで地獄のようにアメリカのみならずEU、中国の光景ではあった。ある政治議員は首そのものが無い、それは同様に世界で起きていた。これまで人類の処刑されてきた人間の数を遥かに超える無差別殺人が戦争とはいえど行われ。
その中に日本の映像もあった、同じく殺戮だ。
「 日本もなぜ。同じ光景になっている 」
紫乃が眉をひそめ言う。
「 なぜ、私は殺されず生きている?いえ、生かされている、、、か 」
ギルは
「 何が起きているか、それはこちらでもそれが把握しきれない 」
そして殺戮映像に被るように地球を模された球体を囲んでいる5段階層だけではない辺り全体へ声が響いた。
「 あたしがあなた達を今の時間だけ守ってあげる 」
次に
「 日本まで友世総理とも待ってるわシノ 」
紫乃の周囲に声が聞こえた。
― これは可能の声 ―
日本、東京都
戦後東京の始まり第二次大戦後の東京裁判所跡地、市ヶ谷防衛省敷地内には人気は何もない。
「 まずアメリカの中核に入ったそのときに知ったザンザクロスを利用することを 」
友世が言う。
「 それには日本自衛隊が絡んでいたのでは 」
紫乃は答える。
「 わたしの父が実験体に選ばれた、それは計画の外で驚いたわよ。復讐のために日本国内にバイオソルジャーを放ったわけじゃないのよ 」
ー 内心ではプログラムがバレたのではないかとヒヤヒヤものだったけれど ―
冷静に落ち着かせるように言う。
紫乃の正面で何か透明に荘厳な風が一瞬、霧が小さな女性の体とともに現れ始める。
「 来たわね。可能 」
「 あたしがいないと話が続かないでしょう 」
表情はあまりにも白い可能が空間を構成し現れる。
紫乃は続ける
「 チェンバー開発に集中し技術と金を入れることもあった。そうして人工生物バイオの知恵が月葉に蓄えられて証木の技術で生まれ変わったあと改造された、ちっ 」
紫乃は可能を呪ったように見る。
「 あなたの異常な能力が 」
可能が怒ったように言う。
「 生まれたけれどただ一人では何もできないあたしよ 」
紫乃が
「 さらに計画と違ったのは月葉のバイオテクノロジーが脳にまで異常活性化させた姿は予想外に。月葉の改造は補足脳まで侵食させ成長しブラックホールの重力エネルギーを超えるほどの 」
顔付きの白い可能を紫乃は瞳のみが睨みつけ。
「 人間のチカラを持ったことね 」
友世が言おうとする。
「 日本にとってたった一人の超人間の能力に世界は圧倒されたがそれでもどうして 」
「 あたしが欲しいのは幸せよ、本当の 」
癖になっているのか唇をやはり奥歯で噛み込んだ。
「 だから日本国民ごと超量子書き換えAIをコントロールして全滅させたのかしら 」
可能は世界各地にある超微細3Dプリンターでの現地配備されようとする日本の先端企業群のコンピュータ量子書き換えチップのパワーですら飲み込み。
「 日本の証木の計略した量子書き換えとは別に痛みの無いように肉体は瞬間の消滅そのものをやった 」
「 それでも何億人も殺した事には変わりないわ 」
友世
「 証木が月葉と作った強化されている人の動きで考えを思考の読めるお前の補足脳のコピーのスリープログラム全てへ偽情報を流したがアメリカ国民と同じく日本人にいたるまで殺しまくり証木の計画を無視したのは 」
「 なぜ? 」
「 女の執念というものだわ。最初のあたしと接触したときの次のタイミングであなたの意識に触れたときに告げた言葉をシノは覚えているかしら。あたしの時間を奪う事の意味を。あたしが体の心臓そのものの血まみれになった世界への礼よ 」
友世が察した。
「 それで今に至るという事か 」
「 日本はとばっちりでは無いわ。なにせあんたを改造し尽くしたバイオテクノロジーを生み出した月葉さらにはあなたの恩師ではあるけれど証木と日本自身に怒りを持っている事は意識データにはあったわ 」
可能が「 後の仕上げはギルの首を引き千切ることそしてシノあなたの番よ 」
友世はやはり政治家ではある考えを
「 市民は全滅、、、消滅したが次の主権を握るのはやはり中国なのか。可能 」
いつの間にか友世は名前を呼び捨てにしていた。
「 どうかな、あたしは国際政治の中で動くようなタイプじゃない 」
「 あなたには無理よ。その馬鹿馬鹿しい程のチカラが政治に利用されるのがオチだわ 」
さらに
「 私の元で、、、、、、 」
「 ふっ 」
「 あなた無事のままで生きられると思っていたの 」
紫乃は瞳の中にきらめく物を感じた。
見る。
自分の体の両足、右腕から光がまとわり付きながら消滅していく痛みは無いが膝まで消滅したときに止まり腕は両肩の消えた時点でやはり止まる。
バタッと音を立て地面に紫乃が落ち次には血液が噴き出し。
可能の仕業だった。
紫乃は悲鳴を上げない。
しかし表情がさすがに歪み切っても
意識内の考えでは
体はさらに引き千切れていく中
ー ボディシステムの用意を ―
紫乃が自分の代わりの肉体を打診していた。
今でもやはり世界各地にはスリープログラムの残骸は残っているその思考を人工衛星から補足されているための判断を下す。
「 あなたもあたしも死ねない体なのよ。せいぜい化け物として生きな 」
「 殺したところで第二の意識のバックアップを取った黒い炎のチカラを持った今以上のクローン肉体をもつ意識が蘇るのか。死んだギルの次にいる権力者が決めるでしょうけれど 」
友世がバイオの戦場で見尽くした死骸に近い姿だがそれでも一歩、恐れ退く。
可能はうんざりしたように
誰もいない防衛省市ヶ谷記念館敷地内から出る。
可能が見る。
それを無視していつの間にか目の前はやたらの大きさを誇る数台の黒一色に塗りこまれたトレーラーが停車してそこからこれも大きな図体をしたパターン迷彩を纏った白人とは銃器は一切構えてはいないが後部扉から出ていた。
次に白人達に守られるかのようにあらわれたのがそれは緊急医師が出てくる。
その白人兵士を殺しはしなかった。
それを無視し可能は透明な霧をともないながら体を消す。
空間テレポーテーションをする。
全長30メートルのバイオの舞う外のやたら空の濁る風が過ぎようとする空の中で。
中に舞う。
― 仲裁者になれないならば。それがあたしには悪魔の道を選ぶしかないなら、神の証明者として生きましょう ―
既に可能は霧と光の蒸発のような空間移動を何度か繰り返し何も無い何万メートルもの空の上をうんざりする程に体が重い。
可能は心から思う。誰からか何も忘れる程、抱き締められたい ――
空には唯ひたすら青い。何にも勝ることの無い命を守ることを約束する
光は輝くそのなかへ向かい台風を抜けた
その光に何度も包まれる度に彼女はさらに悲しみが湧き上がった。
「 あたしは 」
「 宇宙空間の人工衛星には手が出せない。爆破の方法そのものは衛星には積んでいないやってしまえば以降の人間は2度と 」
「 地球圏からでる事が出来なくなる 」
「 シノその通りだ。デブリ化( 宇宙のゴミ )になる。しかし俺たちの敗北ではない 」
「 私たちはアメリカ国内の映像で見えている程の死体になるような人的被害がない。スリープログラムに積んでいる思考補足専用コンピュータチッププログラムを利用されて 」
紫乃の部下のサテライトそれを統括している次官は言う。
「 今、宇宙に浮かんでいる衛星はおそらく沙の使用する同じ殺人用プログラムへ書き換えられています。ご存じのように4万基もの人工衛星グローバルワールドサテライトはおそらく今、報告の計算はしていますが3分1は乗っ取られているのではないかと 」
別の肌の褐色の男が割って報告を加える。
「 全世界の映像来ます 」
それはまるで地獄のようにアメリカのみならずEU、中国の光景ではあった。ある政治議員は首そのものが無い、それは同様に世界で起きていた。これまで人類の処刑されてきた人間の数を遥かに超える無差別殺人が戦争とはいえど行われ。
その中に日本の映像もあった、同じく殺戮だ。
「 日本もなぜ。同じ光景になっている 」
紫乃が眉をひそめ言う。
「 なぜ、私は殺されず生きている?いえ、生かされている、、、か 」
ギルは
「 何が起きているか、それはこちらでもそれが把握しきれない 」
そして殺戮映像に被るように地球を模された球体を囲んでいる5段階層だけではない辺り全体へ声が響いた。
「 あたしがあなた達を今の時間だけ守ってあげる 」
次に
「 日本まで友世総理とも待ってるわシノ 」
紫乃の周囲に声が聞こえた。
― これは可能の声 ―
日本、東京都
戦後東京の始まり第二次大戦後の東京裁判所跡地、市ヶ谷防衛省敷地内には人気は何もない。
「 まずアメリカの中核に入ったそのときに知ったザンザクロスを利用することを 」
友世が言う。
「 それには日本自衛隊が絡んでいたのでは 」
紫乃は答える。
「 わたしの父が実験体に選ばれた、それは計画の外で驚いたわよ。復讐のために日本国内にバイオソルジャーを放ったわけじゃないのよ 」
ー 内心ではプログラムがバレたのではないかとヒヤヒヤものだったけれど ―
冷静に落ち着かせるように言う。
紫乃の正面で何か透明に荘厳な風が一瞬、霧が小さな女性の体とともに現れ始める。
「 来たわね。可能 」
「 あたしがいないと話が続かないでしょう 」
表情はあまりにも白い可能が空間を構成し現れる。
紫乃は続ける
「 チェンバー開発に集中し技術と金を入れることもあった。そうして人工生物バイオの知恵が月葉に蓄えられて証木の技術で生まれ変わったあと改造された、ちっ 」
紫乃は可能を呪ったように見る。
「 あなたの異常な能力が 」
可能が怒ったように言う。
「 生まれたけれどただ一人では何もできないあたしよ 」
紫乃が
「 さらに計画と違ったのは月葉のバイオテクノロジーが脳にまで異常活性化させた姿は予想外に。月葉の改造は補足脳まで侵食させ成長しブラックホールの重力エネルギーを超えるほどの 」
顔付きの白い可能を紫乃は瞳のみが睨みつけ。
「 人間のチカラを持ったことね 」
友世が言おうとする。
「 日本にとってたった一人の超人間の能力に世界は圧倒されたがそれでもどうして 」
「 あたしが欲しいのは幸せよ、本当の 」
癖になっているのか唇をやはり奥歯で噛み込んだ。
「 だから日本国民ごと超量子書き換えAIをコントロールして全滅させたのかしら 」
可能は世界各地にある超微細3Dプリンターでの現地配備されようとする日本の先端企業群のコンピュータ量子書き換えチップのパワーですら飲み込み。
「 日本の証木の計略した量子書き換えとは別に痛みの無いように肉体は瞬間の消滅そのものをやった 」
「 それでも何億人も殺した事には変わりないわ 」
友世
「 証木が月葉と作った強化されている人の動きで考えを思考の読めるお前の補足脳のコピーのスリープログラム全てへ偽情報を流したがアメリカ国民と同じく日本人にいたるまで殺しまくり証木の計画を無視したのは 」
「 なぜ? 」
「 女の執念というものだわ。最初のあたしと接触したときの次のタイミングであなたの意識に触れたときに告げた言葉をシノは覚えているかしら。あたしの時間を奪う事の意味を。あたしが体の心臓そのものの血まみれになった世界への礼よ 」
友世が察した。
「 それで今に至るという事か 」
「 日本はとばっちりでは無いわ。なにせあんたを改造し尽くしたバイオテクノロジーを生み出した月葉さらにはあなたの恩師ではあるけれど証木と日本自身に怒りを持っている事は意識データにはあったわ 」
可能が「 後の仕上げはギルの首を引き千切ることそしてシノあなたの番よ 」
友世はやはり政治家ではある考えを
「 市民は全滅、、、消滅したが次の主権を握るのはやはり中国なのか。可能 」
いつの間にか友世は名前を呼び捨てにしていた。
「 どうかな、あたしは国際政治の中で動くようなタイプじゃない 」
「 あなたには無理よ。その馬鹿馬鹿しい程のチカラが政治に利用されるのがオチだわ 」
さらに
「 私の元で、、、、、、 」
「 ふっ 」
「 あなた無事のままで生きられると思っていたの 」
紫乃は瞳の中にきらめく物を感じた。
見る。
自分の体の両足、右腕から光がまとわり付きながら消滅していく痛みは無いが膝まで消滅したときに止まり腕は両肩の消えた時点でやはり止まる。
バタッと音を立て地面に紫乃が落ち次には血液が噴き出し。
可能の仕業だった。
紫乃は悲鳴を上げない。
しかし表情がさすがに歪み切っても
意識内の考えでは
体はさらに引き千切れていく中
ー ボディシステムの用意を ―
紫乃が自分の代わりの肉体を打診していた。
今でもやはり世界各地にはスリープログラムの残骸は残っているその思考を人工衛星から補足されているための判断を下す。
「 あなたもあたしも死ねない体なのよ。せいぜい化け物として生きな 」
「 殺したところで第二の意識のバックアップを取った黒い炎のチカラを持った今以上のクローン肉体をもつ意識が蘇るのか。死んだギルの次にいる権力者が決めるでしょうけれど 」
友世がバイオの戦場で見尽くした死骸に近い姿だがそれでも一歩、恐れ退く。
可能はうんざりしたように
誰もいない防衛省市ヶ谷記念館敷地内から出る。
可能が見る。
それを無視していつの間にか目の前はやたらの大きさを誇る数台の黒一色に塗りこまれたトレーラーが停車してそこからこれも大きな図体をしたパターン迷彩を纏った白人とは銃器は一切構えてはいないが後部扉から出ていた。
次に白人達に守られるかのようにあらわれたのがそれは緊急医師が出てくる。
その白人兵士を殺しはしなかった。
それを無視し可能は透明な霧をともないながら体を消す。
空間テレポーテーションをする。
全長30メートルのバイオの舞う外のやたら空の濁る風が過ぎようとする空の中で。
中に舞う。
― 仲裁者になれないならば。それがあたしには悪魔の道を選ぶしかないなら、神の証明者として生きましょう ―
既に可能は霧と光の蒸発のような空間移動を何度か繰り返し何も無い何万メートルもの空の上をうんざりする程に体が重い。
可能は心から思う。誰からか何も忘れる程、抱き締められたい ――
空には唯ひたすら青い。何にも勝ることの無い命を守ることを約束する
光は輝くそのなかへ向かい台風を抜けた
その光に何度も包まれる度に彼女はさらに悲しみが湧き上がった。
「 あたしは 」