第1話

文字数 1,434文字

そのバケモノ50m

筋肉が膨らみ倍化した。

「 あの姿はなんなんだ 」

表面の赤味の筋肉から黒へ変化していく。

そのバケモノの頭脳である脳はその痛みに耐えられずすでに気絶していた。

―   俺は   ―


「 無駄さ 」

空中から見えない。

光る。

「 ウヴオオオオオオオオ!! 」

光は無音で反対に化け物は悲鳴を

照射される。

質量10t( トン )を焼き切るレーダーがまるで神の光のように。

集められている8000機ものドローンを中継として高度1000mから太陽光から集まった中に宇宙に浮かぶソーラーパネルから。

集められそれを落とした。

指揮管制

室内

それこそ暗闇の光るディスプレイコンソールがテクノロジーの末裔バイオを生みだしたものだった。


「 これは実験のプロトタイプではない 」


「 あの光は高出量の100万kw級に匹敵 」

「 検出 」

「 そんなものは原子炉に、、、匹敵するほどの。そんなレーダーが現実には、、、 」


「 日本人の考えることは全くクレイジーでクールだが情報は洩れるものだと知るんだな 」

「 これが本物の科学。過去のクローンの産物を使おうなんてものは 」

侮蔑したように。

「 クレイジー 」

その魂のもちぬしである化け物が太平洋の海で水しぶきを300m上空に巻く。

暴れる

黒いそのものヘビ状の足が切られる。

― おれは人間、、、なのか ―

息を吸う。

そのこだまが周囲に。

斬られる尾から透明な人工血液が噴き出す。

潜ろうとする海底に。

― やらせる、、、かよ ―

1000m上空に群れる凸型のレンズを積んだ方向を変える火力ジェット推進と4枚のプロペラが。

方向を変える。

照準統制官が聞く。

「 第2射撃ち込め 」

彫りがまるで彫刻のようなヒスパニック系の男はスペインなまりで言う。

男がこのソーラーレーダーシステム開発の責任者で。

CIAとの情報を得ている上で。

知らない情報を付け加えるとするならやはり怪物が単に倍化して巨大になったことで。

それは情報対処力で補おうとする。



軍産企業体

再びイラク撤退以後再び巨大化をさせようとする軍産企業体民間のIndia and Brother( インド・アンド・ブラザー )と言うベンチャー企業

インド発の企業とアメリカとが合併した。

超効率ソーラーパネルのインドにおいてプログラム技術とハードさらに大気圏宇宙開発のアメリカ。ドローン開発を掛け合わせた企業だ。

― そしてさらに次のエネルギー産業の初実戦テスト ―


日本自衛隊主導で行われた。

非人道なクローンバイオ兵士を開発した。

これはCIAの情報をもとに立案したテスト計画

「 いいか頭より肩のひれを切り落とせ 」

「 了解しました 」

「 海へ沈めるな。日本の化物をなぶり殺しにするんだ 」

照準技術統制官がばけものの対象が3次元ホログラムでゴーグルを被ったレンズに立体に映っている。

そこで目の前を手に一体化させて持っている。3Ⅾ場で表示される赤いまっすぐ伸びるポインターを照射する。

もとの被験者だった日本人のバケモノのホログラフィーの肩に当てる。

赤く細く先に固定される。

「 ロック( 固定 ) 」

耳から報告がくる。

空にたたずむソーラーパネルからエネルギー装填がパーセントで上がる。

ドローン統括システム補佐の言葉は照準技術統制官の母国語でなぜかAI翻訳され悲鳴に近い声で上がった。それだけシステム補佐の言葉にはスラングが多くコンピュータが上官へは聞き取れないと判断された。

悲鳴

「 ドローンユニットの23%(1840基)が墜落しています 」

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登場人物紹介

バイオ( 紫乃 早男 )自衛隊のクローン兵士開発被験者

紫乃 音( 紫乃 早男の娘 )アメリカ陸軍特殊部隊将校

月葉 甲斐 生物研究の野心を権力へ売った男

沙 可能( サンド メイ ) 中国国営企業国際憑依グループの仕事では鬼『 霊を扱う 』 

友世 文史 最大与党大手派閥の大臣

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