量子書き換え計画

文字数 811文字

中国の中で証木は探されてはいた、しかしどこを探そうがいなかった。

それは

証木 悟は中国にはいなかった、熱いギルからのラブコールを受ける前に日本防衛省にて研究が開始されそれには隠れ予算が投じられている。表上には老人たちの社会福祉予算を奪いこみ若者への子育て予算を可決した裏にでは同時に内部の予算にはかなり強引に急きょ流用がなされていて。

それはスリープログラムが動く前から徹底され隠ぺいはかりつつ友世の背後で動いていて

予算会議で全くの紙や録音を残さない国家安全保障会議のさなか

「 いいかこの会話は一切において明らかにされない 」

自衛隊幕僚特別補佐は言った。

「 はい。本国で鎖国決議はされたのちまでには開発を終えます 」

証木は昔からの年期がはいっている荘厳な椅子の手もたれに左腕を置いたままその場の主人公にも関わらず終始無言だった。

証木が天才であることは周囲が承知していて信頼された上での報告会ではあっても『 企業の開発状況情報がやり取り 』された中でそれでも順次進行はやはり日本は中国国以上のハード製造体質を実感する報告に僅かに― 頷く ―

ただ証木の表情の無い上で我が国家が量子書き換え技術を持ったのちの世界情勢の書き変わりに頭をはせた ― 世界有数の奴隷である猿どもといえどやはり官僚はこういった緊急時は奴隷企業人ともどもも軍事遊びには優秀か ― と 

友世はその場にいない。

ただ  

紫乃もギルが考える以上の世界を覆う世界の覇者を決める技術開発劇には心底、高揚と同時に重たさを感じていて

可能へ向かって「 これでいいんだよな 」とだけ呟いて。

大阪首都開発後



昼間の中での帝王ビル45階の中の豪華なほど大阪湾と近畿一体が見渡せる中、可能は友世が言う言葉の意味が分からなかった。

大阪といえど東京同様に地震に備えなければならず世界各地で建てられている1000メートルバビロン級ビルは建っておらずそこが唯一に世界の首都とは違う面ではあった。


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登場人物紹介

バイオ( 紫乃 早男 )自衛隊のクローン兵士開発被験者

紫乃 音( 紫乃 早男の娘 )アメリカ陸軍特殊部隊将校

月葉 甲斐 生物研究の野心を権力へ売った男

沙 可能( サンド メイ ) 中国国営企業国際憑依グループの仕事では鬼『 霊を扱う 』 

友世 文史 最大与党大手派閥の大臣

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