告白したら攻撃された……何がいけなかったんだろうか?

文字数 353文字

ところでさ、こういう時ってチュートリアル的なのがあるものじゃないの?
いきなり魔王の根城に来ておいてそんなのあるわけないじゃないですか……
……でもあそこになんか女の子がいるけど?
おんなのこ……ですか?
うふふふっ、いらっしゃい
な、なんでこんな階層に貴女が!?
あら、何処に居ようと私の勝手でしょう?


 すたすたすた


ちょ、そんな不用心に近づいたら……
お嬢さん、俺の子種で孕みませんか?
はぇ!?
……ま、まさか初対面でいきなりそんなこと言われるとは思わなかったわ
というか、あなたも女性じゃないのかしら?
いや、俺は勇者召喚の影響でこんなナリしてるだけで歴とした男だよ
へぇ~……
……と言うことは貴方が勇者なのね
おう!
ところで君は……
あーの、ゆーしゃ様? 彼女は……
死になさいっ!
 きらっ
ていっ


 ぺしっ


ふぎゃん!
え、えぇ~……
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登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

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