お茶会デートでの会話2 捨て台詞と壊した迷路について

文字数 336文字

それで、しばらく塔を上ってたらまた会いに来てくれたんだよね
まさか返り討ちにあうなんて思ってなかったもの
で、今度は手加減して戦ってみることにしたんだっけ?
手加減されてまた負けるとは思わなかったわ
そのときの捨て台詞かんだのはかわいかったなぁ~
そ、それは忘れてよ!
 
 




で、次に会ったのは迷路をすぎたところだっけ?
あ、そうよ!
なんで私が作った迷路を壊すのよ!?
あー……あの時はまだ、魔王を倒そうと焦ってたからさ
あの迷路を作るの、どれだけ大変だったと思ってるのよ……
ほんとにごめん……
少しでも悪いと思ってるんだったら、これを解いてみてよ
これは?
私が作った迷路の縮図よ
ん、わかった
  
  
……どうかしら?
……分岐が多すぎて全く解けないわ
……ならよかったわ
 
 
あ、おかわりどうぞ
ありがと
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登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

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