迷路の最短ルートって壁突き破って進むことだよね

文字数 403文字


 迷路の前


おー、これが迷路の入り口か~
ゆーしゃ様、どうやら相当広い上にかなり入り組んでるみた……
『ホーリーレイ!!』


 ちゅどーん!!!


………………
うわ~……なんだこの複雑さ……まともに攻略しようとしてたらホントに死んでたかもな
……どうした? 呆然として
ちゅどーんって……ちゅどーんって…………
なんだ、迷路で遊びたかったのか?
悪いけど、今はさっさと攻略したいからまた今度な
……………………イエ、ハヤクイキマショウ








 断崖絶壁


崖だな
崖ですね
階段は……まぁ向こう側だわな
どうにか渡らないといけないですね
さて、どうしたものか……
私が向こう側にロープを結んできましょうか?
あー……さすがに綱渡りはな~……
……なんか楽な方法ないかな
見つけたわっ!
あっ……
おっ!
よくも迷路を壊してくれたわね!?
あ……あれを作るのがどれだけ大変だったと思ってるのよ……
やっほー! マイ・スウィート・絶壁ちゃーん!!
ぜ、絶壁ちゃん!?
ぁ~……
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登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

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