いきなりラストダンジョンてのもロマンだよね

文字数 318文字

さて、さっそく魔王が居ると言われる塔の前まで来たわけだが……
……どうやって入るんだ、コレ?
あーの……ほんとにいきなり行くんですか?
もちろん! 早く男に戻らないと一生童貞になりかねないからな
はぁ、どうなっても知りませんよ?
『魔王を守りし塔の扉よ、勇者召喚者の名において命じます』
『開錠せよ!』
ゴゴゴゴゴッ!!
よーし、じゃあさっそく行こう!
だから待ってくださいってば―!!



 塔の中



へぇ~中はかなり広いんだな~
まぁ、時空魔法とかいろいろ使われてますからね
ところで……さっきので気になったんだけどさ
はい?
何で勇者を召喚した人の名前で魔王の塔がひらくの?
あー……えーっとですね……
むしろ入れちゃダメじゃね?
こ、この世界はそういうものなんですよ!!
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登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

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