夢か……え、違う? まぁ、どちらにしても楽しむだけさ

文字数 358文字

ま、夢なら楽しまなきゃ損だよね
そんなわけで……妖精さん、こっちおいで~
? はい

 ふよふよ


   がしっ

へっ?

 ふにふにっ

ひゃあっ!?
ふむ……身長はお人形サイズだけど、一応膨らんではいるのか


 ふにふに


   ふにふに


い、いきなり何するんですかー!?

 すぱーん!

痛ぁっ!?
……あれ、痛い? 夢なのに?






ほんとごめんって、妖精さん……てっきり夢だと思ってたんだよ~
つーんだ
なぁ~、どうしたら許してくれるんだ?
その…………貴方を女性にしてしまったことを許してくれるなら、あれくらい別にいいです
まじで!? よかった~
えっ!? あ、あの……私が言うのもなんですが、ほんとにいいんですか?
え、うん だって女になったってことは、女湯や女子更衣室に入り放題ってことじゃん! ひゃっほー!
…………むしろ私は、世の女性たちのほうに謝るべきでした
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色