お茶会デートでの会話1 初対面時の告白について

文字数 345文字


コポコポ……


……ど、どうかしら?
うん、おいしい
よかった
 
 




それにしても……ほんとに誰かとこうしてお茶会ができるとは思わなかったわ
まぁ今は勇者だとか魔王だとかからは離れて、このデートを楽しもうよ
そうね
 
 




そういえば、俺らって会ってからまだ一日もたってないんだな
そうね……初対面であなたに告白されたのよね
まさか、とつぜんあんなこと言われるとは思わなかったわ
あぁ、一世一代の告白だったからな
絶対うまくいくと思ったんだけど……まさか攻撃されるとは思わなかった
あー、それは……勇者が来たら不意打ちしてみようって決めてたのよ
……まさか、あんな簡単に返り討ちにされるとは思わなかったけれど
あ、てことはあの告白がダメだったわけじゃなかったんだ
いや、それは~……




 
 
ふぅ…… 
あ、おかわりいる?
うん、おねがい




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登場人物紹介

「……いや、女同士だしコレくらいいいかなと」


ゆーしゃ様

本作の主人公

勇者召喚の影響で女になった元男

女になったことが原因(多分)であまり自重しなくなった変態


彼女いない歴=年齢で、なんとしても彼女がほしい人

そして、できた彼女は神様を敵にしても手放すつもりがない

「ちょ、何やってるんですか!?」


妖精

ゆーしゃ様を召喚した(女性にした)人で

彼に振り回される苦労人

召喚する人間自体を間違えたのではないかと悩み始めた


……のは世界の意思に操られていたことが原因。

本来の彼女自身はこの終わらないゲームから解放されることを望み、彼女の意思でゆーしゃ様を召喚した。

「ぜ、ぜったいゆるさないんだかりゃ!!」


魔王

本作のラスボス……じゃなかったっぽい

まだ生まれたばかりの魔王

それでも強いはずなのだが、勇者に挑むたびに「ぺしっ」とやられる。


魔王城で勇者と戦い、とどめを刺されるのが役割……のはずだったが、いろいろあって結局成し遂げられなかった。

けれど、一度でいいから誰かとお茶会してみたいという夢は叶えられた。


魔王らしく優雅で不敵にふるまおうとしているが、生まれたばかりなので根は純真無垢な子。

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