§14 土曜日の昼@瑞穂

文字数 7,362文字

 スウェットのまま郵便受けに月餅を取りに降りた。もう昼に近く、気温がぐんと上がっている。こんな日は冷房の効いた部屋でゴロゴロしているのが一番だ。甲子園はまだ始まらないが、今日は神奈川大会の決勝戦である。横浜対東海大相模なんて、甲子園の決勝でもいいくらいの顔合わせだ。横浜スタジアムでプロ並みの――そしてプロより必死の――試合を見ることができる。いや、もちろん冷房のよく効かせた部屋の中で、での話だ。
 瑞穂は曲がりなりにもエースナンバーを背負った弱小チームの夏の一日を思い出した。あのとき、ひとりで一八六球を投げた。二十九年ぶりに一回戦を突破した。スコアは十七対十三――瑞穂はラグビー部だったのか?と揶揄されたのを覚えている。トップクラスの進学校でもないのに、どうして二十九年も勝てなかったのか? まあ、自分がエースになるくらいだからそれも当然だろう。二回戦でシード校に当たり、あっさり五回コールドで敗けた。
 神奈川大会決勝のテレビ中継をつけたままシャワーを浴びた。やや温度を下げて頭からぬるま湯を被っているうちに頭の奥のほうまで目覚めてきた瑞穂は、はっとして「月浦朱音」のメッセージを思い出した。冷房の効いた部屋の中に籠っている場合ではない。月浦に会いに行かなければ。なぜ入眠剤を飲んでいるのか、いつから飲むようになったのか、ほかの薬は飲んでいないのか――それを確かめなければいけない。確かめなければ、週明け落ち着いて出社できない。彼女と顔を合わせることは、昼食に出たロビーで鉢合わせるほどの偶然が必要だけれど、そのための心の準備が要る。知ってしまったからには放ってはおけない。俺は悪い話をたくさん知ってしまっている。
 バスタオルで頭を拭きながら、トランクス一枚でベッドに座り、スマートフォンを手に取った。
 ――とはいえ、なんと言って誘い出そう…?
 アンドロイドが眠りに落ちる様子を、月浦はどこから持って来たのか。『トゥモローランド』のアテナは素晴らしく可愛かった。女優の名前は……そう、ラフィ・キャシディ。映画は無茶苦茶だったけれど、あの子を見ているだけで幸せな気分になれた。誰と行ったっけ? ああ、きっとYだ。アテナが可愛かったと三回くらい言ったらキレられた。スクリーンの女優と目の前の彼女を引き比べて見るようなバカがいったいどこにいるというのか――

 おはよう…という時間でもないけど、バッテリーの充電は完了してる? 『トゥモローランド』という映画にアテナという可愛らしい(けど凄腕の)アンドロイドが出てきて、わざと電池が切れる真似をするというシーンがあったのを思い出したよ。昨夜、「ウレ・シカ・ッタ…」とか言われてしまったから(それもカタカナで!)、神崎瑞穂は勇気を振り絞り、お茶に誘う決心をしました。本日の月浦朱音のご気分はいかがでしょう?

 本日の月浦朱音のご気分は最悪です。朝からずっと、ずう~っとメッセージを待っていたのに、神崎瑞穂ときたら、なんと十一時を四十五分も過ぎてから、「おはよう」だなんてマヌケなことを送ってよこすのだもの。そのうえ不覚にもラフィ・キャシディなんて超絶美少女を連想されてしまい、月浦朱音は恥ずかしさのあまり引きこもりになりそうです。罰として、神崎瑞穂はみなとみらいの○○○というカフェに二時までに駆けつけなさい!

 ――そうか、ラフィ・キャシディはどうやら鬼門らしい…と瑞穂は海馬に刻み込んでから、路線検索をした。この春に東京に出てきたばかりの田舎者に、小田急沿線からみなとみらいへのルートなんて、ぱっと浮かんでは出てこない。アプリは複数の選択肢を提案してきたが、どうやら明治神宮前で乗り換えるとそのままみなとみらいまで運んでくれるらしい。乗り換えと現地で迷うことを予定すると、一時間半は見ておいたほうが良さそうだ。あと三十分ほどで、とりあえずなにか食べて出ないといけない。冷凍庫にあったチキンピラフを温めて腹に収め、瑞穂はハーフのカーゴパンツのポケットに財布とスマートフォンだけを突っ込んだ。
 千代田線に直通する小田急線を、明治神宮前で東横線に直通する副都心線に乗り換える。東横線はそのままさらにみなとみらい線に乗り入れて、目的地まで運んでくれる。みなとみらい線に乗るのは初めてだったが、特別これといって感興はない。まったく地下鉄というのは煩くて敵わないな…と、いつも思うのと同じことを思っただけだ。
 二時ちょうど――月浦朱音はすでに座っていた。指定された、窓の大きな明るいカフェの、入り口に近いテーブルで、入ってくる人間を正面から見るテーブルに、足を組んで腰掛けていた。瑞穂の姿を認めると、顔と同じ高さのところで緩慢に手を振った。
 ノースリーブのワンピースを着けている。白地に青の花柄がくるくると踊っている。膝丈の下は編み上げの銀色のサンダルで、ゆったりと椅子に背をもたれて足を組み、柔らかく笑みを浮かべる穏やかな気配は、思いのほか美しく、瑞穂は嬉しくなった。
「月浦さん――なんて言うか、もうそのまんま言うけど、素晴らしく綺麗だ!」
「ありがとう。…そういう神崎くんは、部屋からそのまんま出てきた感じね」
「俺にはこれか、スーツか、礼服しかない。そういう男だ」
「そんな自信たっぷりに言われても。…でも、礼服もよかったかな」
「このクッソ暑いのに?」
「汗ひとつかかずに登場したら、私きっと、すうっと胸の中に滑り込みそうよ」
「ああ、そういう世界をご所望なら、俺には無理。…でも確かに視線が痛いわ」
「視線が痛い?」
「あの綺麗な子、どんな男を待ってるんだろう?…と思っていたら、おいおいオマエかよ!みたいな」
「あははっ!」
 朱音は思わずという感じで声を上げ、身体を折っておかしそうに笑った。
 注文したジンジャーエールを一息に半分ほど飲み干して、瑞穂はいかにも満足げに(尊大にも!)、朱音を上から下まで――そして下から上へと――ゆっくり眺めた。
 瑞穂の不躾な視線が這い上がってきたところを、朱音がキリッと眼に力を込めて組み敷くかのように受け止めた。
 瑞穂はいたずらを見つけられた子供のように笑った。だから朱音は睨むように眼を細めてから、呆れたように表情を緩めた。
 すべてが、ややこしいプロセスを経ることなく、一瞬で片づいたようだ。
「ここから横浜スタジアムって遠い?」
「涼しければ歩いてもいい距離だけど、行きたいの?」
「今日さ、神奈川の決勝だったんだよ」
「ああ、そうなんだ。今年はどこ?」
「横浜が東海大相模に完勝した」
「いつもそのふたつで決勝やってない?」
「どっちかは必ず決勝まで行ってるかもなあ。…月浦さんは野球観るの?」
「プロ野球はときどき観るかな。楽しみにしてるってわけじゃないけどね」
「俺ね、弱小野球部のエースだったんだよ、高校のとき」
「へえ! でも弱小って、どれくらい弱小なの?」
「俺が二年のとき、二十九年ぶりに一回戦を勝った」
「凄いじゃない!」
「一人で百八十六球も投げたんだぜ? クッソ暑いしもう死ぬかと思った。でも学校戻ったら大騒ぎになっててさ。OBとかいっぱい集まってて、あれは嬉しかったな。…ところが二回戦でシード校に当たっちゃって、あっさり五回コールド負け」
「ボコボコにやられたんだ」
「もう眼も鼻も口もどこにあるのか、自分で触ってもわからないくらい、ボッコボコ…」
「ねえ、神崎くんてけっこうおしゃべりなのね」
「おしゃべりな男は嫌い?」
「ううん。私、おしゃべりしてくれるほうが好きよ」
 そこで瑞穂は黙り込んだ。どこまで黙り込んでいられるかを自らに、そして目の前の女に試すかように、左手の甲に顎を乗せ、頬杖をついてみた。そのまま「月浦朱音」というこの唐突に現れた――ほんとうに天から降ってきたみたいじゃないか!――痺れるほどに魅力的な女の顔を、溜め息が漏れそうになるのを抑え込みながら見つめた。
 これはもう大人の女の顔だ、と瑞穂は思った。生物学的な要請もあって嫌でも庇護したくなる子供の眼鼻の配置ではなく、やはり生物学的な要請もあって有性生殖のパートナーを捉えるための眼鼻の配置となっている。ああ、いや、眼鼻の配置が問題なのではない。つま先から頭のてっぺんまでがそれに備え、備えができていること自体が、そのまま誘惑なのだ。
 瑞穂の眼差しの唐突な変化に、朱音はどうやら戸惑っている。その戸惑いの気配までもが、果てしなく激しく瑞穂の胸を掻き毟る。
「…えっと、ねえ、どうして急に黙るの? おしゃべりしてくれるほうが好きって言ったのに」
「俺はもうすでに、月浦朱音の

を好きになってしまったみたいだ」
「う~ん、それはちょっと性急だと思う。そもそも

なんて見せてないし、見えるものでもないし」
「それならいま見せているものの

だ。いま見えているものの

だ。例外を置かないと

なんて存在できないとか理屈をこねるなら言い直すけど、つまり君が隠しているもの、俺に見えていないものを除く

っていうことだよ」

の、なに?」

の月浦朱音さ」
「〈月浦朱音の

〉じゃなくて、〈

の月浦朱音〉なんだ」
「いま〈 〉で括って言った?」
「うん、〈 〉で括って言った」
「やっぱりね。そんな気がしたんだ」
「〈 〉で括っちゃダメなの?」
「ねえ、月浦さん。どうしてもひとつ訊きたいことがある」
「なに?」
「いつから入眠剤を飲んでる? きっかけはなに? 頻度はどれくらい?」
 またも今度は唐突に話題を変えられて、当然のことながら、朱音はふと間を置いた。
「入眠剤か。…気になる?」
「気になる。大いに気になる。君が絶対に見せたくないもののひとつなのかもしれないけど」
「そんなこともないんだけど…。気になるなら教えてあげてもいいけど…」
「気になる。気にしないではいられない。俺はよくない話をたくさん知っている。うんざりするほどに聞かされている」
「いいか悪いかわからないけど、よくある話よ」
 月浦朱音の物語は、なるほど確かによくある話だった。が、瑞穂の周りではどういうわけかこれまで聞いたことがない。フェーズⅠもフェーズⅡも、いずれもなかった。もしかするとそれはかなり稀有な環境なのかもしれない。父親が消えてしまうというフェーズⅠ、新しい父親が現れるというフェーズⅡ――しかし、月浦朱音のよくある話には、「六日の菖蒲」とも言うべき不必要な〈あとがたり〉がくっついていた。
 朱音が中学二年生のときの出来事である。実父はその二年前に家を出ていた。滞ることなく養育費が払い込まれており、母親もフルタイムの正規社員だったから、経済的な苦しさはなかった。父親が家を出て、家族が三人になり(彼女には弟がいる)、むしろ食卓の居心地は良くなった。朱音は家事を手伝って母を助けることに満足を覚えていた。
 母の再婚には反対しなかった。中学生の女の子が触れることのできるこの世界の在り方として、それは警戒すべき物語だとは感じられなかった。弟はすぐに男に懐いたし、無理に朱音と接点を持とうとして空回りするような男でもなかった。パンツ一枚で家の中を歩き回るようなことは(恐らく意識的に)しなかったし、風呂には(恐らくこれも意識的に)いちばん最後に入った。
 朱音は落ち着いて高校受験に臨み、志望していた私立の女子高に受かった。そして一学期の試験が終わり、数日後のことである。母の職場で飲み会があり、その日は弟とふたりで食事をする予定だった。新しい父は仕事帰りにひとりで済ませてくることになっていた。部活を終え、横浜駅で乗り換えるとき、暮れかけた駅構内で母の後ろ姿を見つけた。
 駆け寄ろうとした朱音の足が、だが、ビクンッと止まった。母に寄り添う男がいた。見間違うはずのない男である。実父だ。ふたりは改札には入らず、構内を抜けて行った。雑居ビルの並ぶ狭い路地に入ったところで、母が実父に腕を絡めた。周囲を見回した朱音は、ふたりがどこに向かおうとしているのかを理解した。踵を返し、足早に路地を出た。
「ね、ありふれた話でしょう?」
 高校一年の朱音には、不運にもそのことを打ち明けられる誰かが周りにいなかった。
「これまで誰かに話したことある?」
「大学のときに付き合ってた彼」
「あとは?」
「高校の保健室の先生、大学の保健室のカウンセラー。緊急時に薬をもらうためよ」
「いまは?」
「月に一回、クリニックに通ってる」
「薬は入眠剤だけ?」
「うん、今はそれだけ。だから心配するようなことじゃないの。こないだみたいに大勢の人に囲まれたときとか、事故で電車がむちゃくちゃに混んでたときとか、そういう日の夜だけだから…」
 朱音は言葉を切り、言葉に迷い、少し眼を伏せてから、顔を上げた。
「…こういうのって、なんて言うのかな、誰かひとりには知っておいてほしい、て感じなの。学校では基本的に保健室の先生だったけど、会社ってどんな人がいるのかわからないし、でも誰かに知っていてほしいなって思ってて。…研修中に飲み会があったでしょ、ゴールデンウイークの前。あのとき『コミュ障』が話題になったの、神崎くん覚えてる? 大久保くんがさ、なんかネタみたいな感じで話して、それでみんなが笑って。…私、嫌だなって思って、なんとなく周りを見回したら、神崎くんが凄い顔して睨みつけてた。大久保くんは気づいてなかったけど、私以外にも何人か気づいてた。そういう言い方良くないよ、て誰かが言って、大久保くんがなんか白けたような顔して――」
「大久保が話したのは、あれは明らかに病気の症状だ。誰かが手を差しのべるべき状態だ。みんな平気で『コミュ障』とか使うけど、そう言ってる連中のほうが問題で、共感する能力が致命的に欠落してるんだよ。笑っていいのは本人と、笑うことを認められた人間と、笑ってくれって頼まれた人間だけだ」
「うん。…私ね、元々ああいう場所に行くと、ちょっと調子を崩しちゃうから避けてるんだけど、あのときから、神崎くんがくるか確認して、神崎くんがくるとき調子が良さそうだったら、そのときは出席するようにしたの。…それはね、もしかしたら神崎くんかもしれない、て思ったから。神崎くんなら話せるかもしれない、神崎くんに知っててもらえばいいのかもしれないって、なんか、あのときそう思ったのよ。昨日はそれを確かめたくて…」
「でも俺、月浦さんと話した記憶、ほとんどないよ」
「でも私、神崎くんのことばっかり、ずっと見てたんだよ」
「じゃあ、俺は昨夜、月浦さんから認められたってこと?」
「そう。昨夜、神崎くんに決めたの。私が勝手に決めたんだけど…」
「全然! 全然かまわない。俺は月浦さんのこと好きだから」
「ありがとう…。でも、いきなり

とか言わないで。

にしてほしい。わかる?」
「わかった」
「ほんとうに?」
「うん、わかった。大丈夫。大丈夫だ。ちゃんとできる。約束する」
「うん。嬉しいな…」
 ――真帆、ごめん。これは日記には書けない
「もしかしてさ、月浦さんて、家を出るために節約モード入ってたりしてる?」
「うん、してる」
「そうか。それでいつまでも就活スーツみたいなの着てるのか」
「え? あの、それはね、あのね…」
「あんまり着るものに関心ない人なのかなあ、とかちょっと思ってたんだ」
「違う! そんなことない!」
「うん。そうじゃないんだなって、今日そのワンピース見てわかった。それで今の話と照らし合わせてみると、節約モードという結論に達した」
「あともう少しなの。エアコン要らない季節になったら出ようと思ってて…」
 ――真帆、もうあんな日記はやめにしよう
「引っ越すなら小田急はやめたほうがいい。近くにはきてほしいけど、あれはおススメできないな。とにかく毎朝めちゃくちゃに混むんだよ」
「東横だって一緒よ。恵比寿に通うのに、混まない電車なんてないんじゃない?」
「広尾とかならチャリで通える」
「…神崎くん、広尾ってどんな街か知ってて言ってる?」
「いや、知らないで言ってる。なに? なんか凄いとこなの?」
「フランス大使館がある街」
「わおッ! なんかそれだけで家賃が上がりそうだね」
 ――真帆、あれはおまえの好きにしていいよ
「ねえ、神崎くんて双子だって聞いたんだけど、双子がいるってどんな感じ? その話は嫌?」
「嫌じゃないよ。…そうだな。じゃあ、研究室の話をしよう」
「研究室? ゼミのこと?」
「ううん。俺たちさ、産まれたときから、双子の研究プロジェクトのサンプルになったんだよ」
「おもしろそう、それ。…あ、おもしろそうとか言っちゃいけない?」
「別にいいよ。そもそも俺たち二卵性だからさ、あくまでも一卵性との比較サンプルだから。一卵性の

だから。…月浦さん、〈エピジェネティクス〉て言葉、聞いたことある?」
 ――真帆、消したければぜんぶ消してもいいよ
 敢えて言うまでもないことかもしれないが、朱音が求めた「

」というものが、具体的にどういう振る舞いを期待されているのかなど、瑞穂にはわかっていない。このままいきなりホテルに誘ったりしなければいいのだろう…と漠然とイメージしたくらいだ。二十二歳の男の理解など、せいぜいその程度のものであり、それはきっと三十二歳になっても四十二歳になっても変わらない。
 そのことに、朱音が思い至っているかと言えば、こちらもやはり答えはノーだろう。真帆ほど極端ではないにしても、朱音も決して広く世間を見てきた人間ではない。瑞穂のようないわゆる人気者の男の子から、素晴らしく綺麗だ!なんて言われたのは、この日が初めてだった。だからたぶん、この秋に本当に家を出るにしても、瑞穂と同じ小田急沿線を選ぶことは避けたほうがいい。
 朱音が「

」と求めたのは、おそらく賢明な判断だろう。従って、物理的な距離をつくっておく戦略は、きっと朱音の将来を明るい方向へと導いてくれる。たとえば家から職場へ行く際に、一駅でも電車に乗るべきであるのと同じように、恋人の部屋に行くときもまた、わずかでもバスや電車に乗るべきなのだ。殊に、月浦朱音のような女の子にとって、それは最重要事項である。
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