第36話 シャロン/ジョイ/レイチェル
文字数 573文字
「気分はどうだい?薬を完全に抜かないとね」
ジョイが横になって寝ているレイチェルを心配した。
レイチェルもまた、ミラーの家でお世話になっている。
シャロンの隣りの部屋だ。
「少し良くなってきたわ」
「それはいい傾向だ。もう手を出さない事だな。日々それの繰り返しだ」
「そうね。頑張る」
シャロンも気にかけてコーヒーを飲みながらレイチェルの部屋までやってきた。
「調子はどう?レイチェル」
「いいよ、お姉ちゃん。ごめんね」
シャロンは笑顔になり、ジョイはシャロンにウィンクした。
それを聞いて安心しシャロンはやるべき仕事をするため自分の部屋に戻った。
「ジョイ、お姉ちゃんが好きなのね」
「な、なんだよ、急に」
ジョイの振る舞いで気づかない人はいない。
「お姉ちゃんには創一郎がいるのよ」
「ああ、わかってはいるんだがなぁ。どうもね」
どうにもならない悩ましい顔をした。
「私はフリーよ」
「そうなんだ。わかった。その前に自分のからだを大切にしないとね」
物事はそんな単純なものではないと互いに理解している。
シャロンが自分の部屋のドアを開けたら頭痛と共に強烈な閃光が目の奥に走った。
目の前が真っ暗になり、しばらくすると徐々にあたりが見え始めた。
すぐには理解できなかったが、そこは
現実の世界からゆっくりと向こうの世界へ再び歩き始めた。
ジョイが横になって寝ているレイチェルを心配した。
レイチェルもまた、ミラーの家でお世話になっている。
シャロンの隣りの部屋だ。
「少し良くなってきたわ」
「それはいい傾向だ。もう手を出さない事だな。日々それの繰り返しだ」
「そうね。頑張る」
シャロンも気にかけてコーヒーを飲みながらレイチェルの部屋までやってきた。
「調子はどう?レイチェル」
「いいよ、お姉ちゃん。ごめんね」
シャロンは笑顔になり、ジョイはシャロンにウィンクした。
それを聞いて安心しシャロンはやるべき仕事をするため自分の部屋に戻った。
「ジョイ、お姉ちゃんが好きなのね」
「な、なんだよ、急に」
ジョイの振る舞いで気づかない人はいない。
「お姉ちゃんには創一郎がいるのよ」
「ああ、わかってはいるんだがなぁ。どうもね」
どうにもならない悩ましい顔をした。
「私はフリーよ」
「そうなんだ。わかった。その前に自分のからだを大切にしないとね」
物事はそんな単純なものではないと互いに理解している。
シャロンが自分の部屋のドアを開けたら頭痛と共に強烈な閃光が目の奥に走った。
目の前が真っ暗になり、しばらくすると徐々にあたりが見え始めた。
すぐには理解できなかったが、そこは
向こうの世界
に行くきっかけだった。現実の世界からゆっくりと向こうの世界へ再び歩き始めた。