ロックンロールは生きる理由になり得る

文字数 791文字

 蛇足かもしれませんけれども、あとがきを書かせていただきます。

 この小説はロックンロールを愛する方と、日々の辛酸を舐めながらそれでもロックに生きようとしておられる皆さんにお読みいただけたらという思いで書かせていただきました。

 この小説を書く少し前に出来上がっていた「日月(にちげつ)の交わり」というわたしの小説のテーマとも重なっています。

 わたしがこの世で一番憧れるエンターテイメントはやはりロックンロール・バンドです。
 まだ幼かった頃に観たプリンスの映画、「パープル・レイン」で『The Revolution』として余りにも美しく華麗で妖しくそして青春の清涼さすらスクリーンの中で表現し尽くす、Prince & the Revolution.

 いじめやこの世に生まれた苦しみを慰めてくれたのは「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」という次のアルバムに添えられた美しいブックレットでした。

 本当にまるで別世界のような美しいロックンロール。

 わたしは憧れの対象を尊敬する以上は、なんとしても数々のロックンロール・バンドが紡ぎ出す美しい楽曲のすべてを超えたいという思いでこの小説を書かせていただきました。

 国内においてはエレファントカシマシとヴォーカルの宮本浩次の才能と努力と激情をなんとしても超えたいという強い思いで書きました。
 最終話まで書き上げた途端に、宮本浩次のソロの新曲、「Do you remember?」のMVがリリースされて、嫉妬とともに、まだまだ勝てない、だからまだまだ書き続ける! という意思を新たにできました。

 この小説は一旦終わりますけれども、あらゆる生命活動をすべてロックンロールのごとくに履行して、必ずや苦悩と辛酸にあるひとたちを全員救えるような小説を書きたいと思います。

 最後までお付き合いいただき、ほんとうに感謝いたします。

 ありがとうございます。
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