【パ障6】もし演技性パーソナリティの人がTRPGをしたら?
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ICD-10での演技性パーソナリティ障害の分類基準はこちら。
「浅薄で不安定な情動性,わざとらしさ,演技性,大げさな情緒表現,被暗示性,自己中心性,わがまま,他人への配慮の欠如,傷つきやすい感情,評価されること刺激を求めること注目を集めることへの,持続的な熱望を特徴とする人格障害。」
えーと、夢野久作「少女地獄」みたいな感じですね。
「邪魔者か養分」みたいな二分法で言うなら、「観客か舞台装置」になるんじゃないかしら。賞賛や憐みをくれる他人と、そのための道具にされる他人ね。
さて、そろそろ、もし演技性パーソナリティの人がTRPGをしたらどうなるかを考えてみましょう。
さっき言ったとおり、憐みを得ようとして被害者を装うことがあるからね。これはセッション中よりも、その後できいてくるんじゃないかしら。態度を咎めたりしたのを、「暴言を吐かれた!」とか「セクハラされた!」とか言いふらされたりして、ね。
岡田尊司の述べるところによれば……咎めたり虚飾を暴いたりはダメ絶対。自分が悪者に仕立て上げられるからね。かといって話に乗るのも振り回され損よね。ポイントは、愛情と関心を欲しているのだということを酌んだ上で、それらをもっと健全な形で満たせるよう導くことだそうよ。