オデット・ノート ~『ジークフリート・ノート』番外編 ~

[恋愛・ラブコメ]

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『ジークフリート・ノート』の番外編です。オデットの視点から描いています。全13曲(テーマ+12の変奏曲)。
前半=第5話までは二人が出会うまでの前日譚で、後半=第6話からは本編第二部以降と時間が並行しています。ちびオデットちゃんとパパ(若ディーディー)の旅立ちから、ベルリンで彼女に何があったのか? 照れ屋さんのシギイくんははたしてちゃんとプロポーズできるのか? などなど、本編には入れられなかった逸話をここに。
オデットちゃんの「ここだけの話」(=恋愛観と彼自慢とパパ自慢)をどうぞ聞いてやってください(笑)。
注:本編がまだというかたは、ぜひ本編を先にお読みください。この番外編から読んでも、まちがいなく話がわからないと思います。(^^ゞ

登場人物

オデット(愛称オディール)


・この物語の語り手。伯爵家の出身だが、8歳で母を亡くし、父ディートリヒに連れられて欧州各地を転々として育つ。ひとりっ子。
・黒髪、目は濃いブルー。
・ヴァイオリンの腕前はソリスト級。水泳も得意。
・叔父のテオドールと仲がよく、彼所有のヴァイオリンの名器を借りて使用している。
・服はほとんどが白か黒の二択。
・親しい人の前ではのびのびとふるまう反面、極端な人見知りで、外では別人のように不愛想。
・夢中になると前後を見失いがち(自覚あり)。

・人の顔が覚えられない(自覚あり)。

・初恋の相手は愛犬のティート(ゴールデンレトリバー)だった。

・ティート以降は男運に恵まれていない(自己申告)。

ディートリヒ(愛称ディーディー)


・教会音楽家(キルヒェンムジカー)。音楽全般に天才的な才能。楽器はパイプオルガンとピアノ。指揮、編曲もこなし、歌も歌える(バリトン)。
・紫がかった黒髪と黒目。
・幻の名作『白鳥の湖』の復曲にとり憑かれている。

・伯爵家の当主だったが、妻に先立たれてから弟テオドールに家督を譲り、欧州各地を気ままに転々として暮らす。音楽教師と調律の仕事で生計を立てている、ように見えるが、じつは経済観念にとぼしく家計はつねに赤字で、弟からの仕送りに頼っている。

・ひとり娘のオデットを溺愛。ジークフリートにも父親的な愛情を抱き、二人の結婚を画策する。
・つねに他人の予想のななめ上を行く言動で周囲を驚かせる。
・女にもてすぎるため過去にいろいろやらかしてきているらしい。

ジークフリート(愛称シギイ)

   

・バイエルン(南ドイツ語圏)地方に位置する小国の王太子。ひとりっ子。
・長身。髪は赤みがかった金茶色(母似)。
・読書魔でハイパー記憶力の持ち主。
・ピアノが得意。とくに即興と伴奏。
・趣味はバードウォッチング。とくに渓流の小鳥を偏愛。

・自己評価が極端に低く、本人はコミュ障だと思って悩んでいるが、じっさいは聞き上手で愛されキャラ。

・涙もろい。

・なんのかの言ってオデットにはひと目惚れだった(らしい)。

ゲン


・フルネームはシライ・ゲン(白井玄)。ピアニスト。東京出身。

・ベルリンでオデットの伴奏を受け持つ。

・留学は二度目。今回は伴奏ピアノに特化して短期で来ている。

・気配りのできる大人で都会人。オデットがいままで会ったことのないタイプ。悩むオデットを優しく見守る。

・少しずつ形の違う黒のハイネックを何枚も持っている。

・ふだんはメガネ男子。じつは視力はそんなに悪くない。

・じつは酒に強い。ほぼ底なし。

アンネ=ゾフィー


・オデットの祖母。オデットの母オディーリアの母。ヴァイオリニスト。

・早くに離婚し、夫のもとにオディーリアを残して、音楽家として独りで生きてきた。

・数年前から脚の病をわずらい、車椅子生活だが、演奏家としても音大教授としても精力的に活動を続けている。

・オディーリアとディートリヒの結婚を直前まで知らされなかったことに怒り、一時期は断絶するも、オデット誕生を機にあっさり和解。

・幼いオデットにヴァイオリンの手ほどきをした。

エリーザ


・ジークフリートの母。王太子である息子を摂政として支える。息子を溺愛しているが、全体にも気配りのきく、バランスの取れた賢夫人。
・小柄で色白。赤みがかった金髪(息子と同じ)。中年になったいまも絶世の美女。
・若い頃、ディートリヒにピアノを習っていた。
・天真爛漫で明るく、ひじょうに安定した性格で、周囲にとって「錨」のような存在。
・その一方、おちゃめで天然。つぎつぎと無邪気な発言を繰り出しては周囲を驚かせる。

ファンレター

終わっちゃった…

『オデット・ノート』、終わっちゃった…。うう…。あとまだスピンオフが二本残っているということで、それももちろん楽しみですけど、『オデット・ノート』が終わってしまうと、これで本編が本当の大団円を迎えたようで、なんだかすごく寂しい。ハッピーエンドなんだけど、この切なさはなんだろう。オデットちゃんめちゃくちゃ可愛くて、きらきら輝いているのに、なんだかすごく切ない。人間がいるこの世界の、美しさと、哀しさ。そんなものが切々と響いてくる気がします。……それと、日本は昨日地震があったそうですね。未村さん、大丈 ... 続きを見る

返信(21)

切なくて感動的!オデットちゃんの「言い分」!

シギイ君視点からは度肝を抜く感じで、コミカルさもあった場面が、オデットちゃん視点になると、こんなに切ない場面になるなんて!「ジークフリート・ノート」を読んだ方には、ぜひこのスピンオフも読んでいただきたいですね!いえ、これはスピンオフじゃなくて、もう一つの本編だと思います。ますますオデットちゃんファンになりました~^^

返信(1)

オデットちゃん、可愛すぎ!

オデットちゃん、本当に可愛い!…本編を読んでいる時からすっごく可愛いと思ってましたけど、オデットちゃんの可愛さって、なんだか読んでいて泣きたくなるんですよね。この間、未村さんがオデットちゃんのモデル(?)は愛犬のヨークシャーテリアだって書かれてましたけど、あれ読んですごく納得したんです。私は犬派なんですけど、犬の可愛さって、見てると泣きたくなるところがありますよね。それは犬にもいろんな性格があるけど、根っこの部分は皆、本当に無垢な「善」だからだと思うんです。オデットちゃんも、そう。だから、時にた ... 続きを見る

返信(2)

小説情報

オデット・ノート ~『ジークフリート・ノート』番外編 ~

未村 明(ミムラアキラ)  mimura_akira

執筆状況
完結
エピソード
15話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
恋愛, 青春, 純愛, 音楽, ボーイミーツガール, ハッピーエンド, 切ない, 一人称
総文字数
30,029文字
公開日
2020年11月20日 22:51
最終更新日
2021年02月14日 10:00
ファンレター数
3