第6話 聖者無双とレベル1だけどユニークスキルで…

文字数 1,067文字

 「聖者無双」と「レベル1だけどユニークスキルで…」は、同時期にアニメ化放映され、主人公のレベルが1で、そこから伸びないという前提の作品。どちらも面白かったのでですが(面白いと思ったから見たし取り上げるので…念のため)、後者は、次を見たいな、とは思わない、これでいいや、という感じ。前者は、次も見たいな、主人公がこれからどうなるか、同成長するか、誰がヒロインになるのか、など興味を引かれました。
 後者が、その後も作品中主人公達の能力が伸びる、努力があるでしょうが
、同じことの繰り返しで、もう飽きた。また、メインヒロイン?が少女すぎ、主人公がまったく女性を意識しないとか、もう単なる成功物語にしかならないなあ、と云うこともあります。
 結構、面白いと思ったけれど、これでもういいや、というのはかなりあります。予想される展開が、単なる成功の繰り返しや無理が出てくる…とかで。
 前者の場合は、主人公の努力のゴールがまだ見えない、本当の意味で笑う、同感する努力、そして成果がある、それがどんなものか、また、恋の行方は、とかいっぱい、まだあるからです。

 そして、「聖者無双」に勝手に夢想する場面。
 女性騎士団長と主人公が2人っきり。
「お前には、恋人は、いないのか?」
と突然の問い。
「いません…。」
 よどむ主人公。
「そ、そういう団長は?美人だし、思いを寄せる殿方が…。」
「私のような怖い女に、そんなとのがおらん。」
「そんなことは…出会った時、とてもきれいな女性だなって、ぽ~となっちゃいましたよ。あ、その後は謎の物体Xのせいで性欲がなくなって、女性一般に淡泊というか…になって…。」
「うまいことを…。年上のおばさんになぞ、そんなことを言っても、何もやらんぞ。」
「そ、そんなこと…。団長に手なんか握られて、好きだ、結婚してくれ、とか言われたら、嬉しさに舞い上がってしまって、即、はい、って言ってしまいますよ。」
「そうか…。では。」
と彼女は主人公の手を取り、握りしめて、上気した顔で、求めるような目で、
「前から好きだった。愛している。結婚してくれ。」
半分舞い上がりながらも、“え~!こ、これはどうしよう?ここで断ったら、やっぱり嘘だったんだなと怒られるか?はい、と言ったら…あ、きっと、冗談だ、本気にしたか?と笑うつもりなんだ、きっとそうだ。”と瞬時に判断。
「はい!」
 すると真っ赤になり、涙目になった彼女は、
「す、末長くよろしく頼みます。」
と。
「えー!」
 そしていたるところで、
「どういうことー?」
との声をあげる女性達が。
とラブトラブルへ一気に移行…
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