第18話 サイボーグ009 怖~い003?

文字数 1,774文字

 サイボーグ009劇場版「銀河伝説」の最後の場面(いや、「銀河伝説」の漫画版の方だったかな)。神の力を得て、皆を無事に帰還させ、体内の広島級原爆を自爆させてしんだ004を蘇らせた009。それですべての神の力を使いつくしたのであるが、003は彼に求婚し、死んだ異星の女王を甦らそうと思わなかったのかと問いました。
「考えもしなかった。」
と寂しげに言う009。でも、003はにっこり笑って、彼と腕を組むのでした。ライバルが復活しなくてよかったねとしか思わない003、ちょっと怖くありませんか?でも、そういう彼女の方が、実は私は好きですが。(どちらにしても、どっちかがこれで、他方は複雑な、悲しそうな表情だったような・・・。)

 009。ギルモア博士が、「君には8人全ての成果が盛り込んである」と言っていた割には、加速装置だけ?確かに、同じ加速装置付きの002との比較で、「力も強い。人工皮膚も厚い。」と博士が語る場面もありますが、その後はあまり・・・。特殊すぎる002、004、006、007を除いた他の4人の能力を持っていることにした方がいいのでは?と思うのですが。

 テレビアニメ第3期目では、003と009も006の店で働く場面もありました。それで、こんなのを・・・。
 あることで、精神的に疲れ切っている009を見て、003が慰めようと思って、
「今夜は私と・・・ゆっくりとね・・・。」
と後ろから優しく抱きしめると、009は全く別のことで、たまたまその時ため息をついてしまつて、
「な、なに?どうせ、私は年上のおばあちゃんですよ!」
と激怒、泣いて、駆けだし、自分の部屋に入り、鍵をかけて閉じこもってしまった。ちなみに二人は同室で生活。困っている009に、人生経験豊かな006と007は、やっぱり仲直りは、強引でも・・・と山のような、ニンニクたっぷりの餃子を置いて食べるように勧める。
 一方、003には、ドアのところから、009が餃子を食べて・・・あんたも餃子を食べないと臭くて仲直りのも・・・、と
「まあ、勝手にやんな。餃子はここに置いていくから。」
と餃子の山の皿を置いて去っていく007。皿は、そっと開けられたドアの中に消えて・・・。
 しばらく後、ドアを強引にけ破って中に入る009。抗議する003の声。言いあう二人の声が、違う声と音を下の厨房でニヤニヤして聞く006と007。
 翌日、仲良く、部屋のドアの修理をする003と009。
 ただし、実際はほとんど機械の彼らが物を食べ、夜の・・・は疑問ではあるのですが・・・。

 ところで、以前のスパイダーマンの映画で出て来る主人公のお隣同士、幼馴染は、どう見ても目の前の、自分にとって都合のよい男を利用としている、かなり性悪な、ある意味逞しい向上心の女性のように思われてなりませんでした。これは伏線で、その本性が、その後・・・でてきませんでした。そう見る人は周囲にはいなかったので、私の感覚が異常なのかもしれません。

 「弱キャラ友崎くん」のメインヒロイン日南は、リア充のゲーマーで、自分がどうしても勝てない相手の主人公友崎を、リア充とはかけ離れているを、をリア充にしてやると宣言、主人公友崎に課題を出し、彼はそれをこなしながら、糞ゲームではなく・・・とリア充になってゆく?展開です。でも、第1シーズンでも、親友で、同じ陸上部の七海の得意競技に鞍替えして、記録を、簡単に抜き去ってしまい、七海はそれにショックを受けて、友崎に励まされて、立ち直る場面がありました。その他でも、彼女は何を楽しんで生きている?彼女はリア充を、いや、リア充であると誰にでも見てもらえるように演じているだけでは?と思いました。第2シーズンでは、そのことを示唆しているように見えましたが、結局そのままに終わっていました。多分原作では、それが展開しているのでしょうが、
「お前はリア充ではない。単にそう見せかけているだけだ。他人に勝つ、それだけだ。何も楽しんでいない。ゲームは自分が楽しまなかったら、どんなゲケームでもクソゲーなんだよ。お前のリアルは、クソゲーなんだ。お前のおかげで、俺は人生を、リアルをクソゲーではなくせた。だから、今度はお前を本当のリア充にしてやる。」
と泣きじゃくる日南に友崎が宣言する最終回・・・を考えちゃったりするのですが。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み