第10話カードキャプターさくらや俺妹の・・・

文字数 1,463文字

 「俺の妹がこんなに可愛いはずがない」は、妹ものの元祖的な作品かなと思うとともに、主人公と主人公の妹(メインヒロイン)の関係が、妹ものの中で、過激ではないかと思うのです。
「二人がベッドで全裸でセックスしているところを見ても動じないわ。」
と言われたり、実は兄との"デート"を眠れないほどに楽しみにして、
「妹を誰にも渡さない。」
と言ってくれたことに、飛び上がりたいほど嬉しかったと告白している妹と自分の心情も怪しくなっていることを自覚する主人公ですから。
 そんなので、こんなストーリを考えてしまうのです。

「おい。トレーニングは今日はサポリか?」
という兄の声で目が覚めるヒロイン、桐乃。
「え?」
 と思いながらも従う彼女。そこには、昔通りの頑張っている兄、京介の姿。
 彼女は、形は違うけれども、頑張っている京介がいる3つのパラレルワールドを体験する。そして、どこでも、才能ある自分と対比され、否定されながらも、それに悩みながらも、時期んの妹のために頑張る兄、京介だった。
そして、気が付くと他の3人の自分が並んでいて、
「どこでも兄さんは私のことを・・・。」
とうっとりする3人、そして彼女らから、
「あなたの兄さんへの態度は許せない!」
と3人から糾弾。弁解しながら・・・目を覚ますと、兄、京介が目の前に。ひと騒動の末に、"夢だったのね。"と安心する桐乃に京介は、
「よかった。ここ数日、ちょっと変だったから心配してたんだ。いつもの桐乃にもどってよかったよ。」
と言われ、最後の記憶から数日が過ぎていたことを知って、呆然とする桐乃。それを、改めて心配そうに見る京介に気が付いて、慌てて弁解する桐乃は、"こいつも、私のことをおもってくれる兄さんなんだ、彼女達の言うように。"と。 

 カードキャプターサクラのツンデレお兄ちゃんの桃谷君は、中学生の時に、教育実習生としてやってきた観月先生と、同じ人外の力を持った者通しということもあって、夏祭りに二人とも浴衣姿でデート?する場面があり、つい、こんなエッチな場面を妄想してしまうのです。

 夜、トイレにいった桜ちゃん。寝ぼけ眼で部屋に戻ろうとした時、兄の部屋から光が漏れ、変な苦しそうな声が…。
「桃谷兄さんに何か…。」
と慌てて、部屋をドアを開けると…。そこには、ベッドの上で全裸で争っている?兄桃谷と観月先生の姿が…。
「あれ?観月先生?桃谷兄さん、何をしているの?」
 訳が分からず、呆然とする桜。
「あ、これはだな、観月が…。」
「こ、これはね、桃谷君が…。」
 その時、桜の後ろにお父さんの姿が。
「これはね、桃谷君は今年大学受験ですからね、観月先生が特別に家庭教師をしてくれているんですよ。」
「でも、なんで裸なの?」
「それはね、身を持って、英単語や文法を教えてくれているんですよ。」
「そ、そうなんだ。大変なのね。」
と納得した途端、眠気に襲われる娘の背を押して部屋に連れて行く父。去り際に、
「あまり頑張りすぎて、風邪をひいたり、寝不足にならないようにね、桃谷君。観月先生、よろしく頼みましたよ。」
とドアが閉まる。
「お父様のお許しがでたから、頑張りましょうね。」
「おい…。」
 のしかかる観月先生…。

 さらに、月日は流れ…。
「今頃は、桜ちゃん、新婚旅行先で李君と…、きっと。」
 それを聞いて、むくれる桃谷に観月は、二人とももちろん全裸でベッドの上、抱きついて、
「私も桃谷との子供が欲しくなっちゃった、桜ちゃんみたいな可愛い女の子がいいわね。」
と耳元に息を吹きかけながら…。
「分かったよ!」
と少し乱暴に押し倒し桃谷…。
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