第15話 1月3日 第1章 午後の事情聴取 第4節 学歴詐称疑惑
文字数 454文字
「ブルラス大学卒業、
というのは嘘なんですか?」
聴取は学歴詐称疑惑関連に移った。
「知らないっつってんじゃねーかよ!」
ベムが逆切れした。
「その学歴を、
あなたの著書に載せませんでしたか?」
「載せておりませんけど」
「これが見えませんか?」
ベムの著書の、経歴が記載されている
ページを開いて目の前で見せる。
「ああ、載ってますね。
知らなかったんです。
素晴らしい経歴でしょ?」
「ふざけんなよ。
ふざけないでくださいよ。
ふざけるのもいい加減にしろ!」
男性警察官がキレた。
◇◇◇
「ブルラス大学の卒業生リストの中に、
あなたの名前はありませんでした」
男性警察官が調査報告書を見てから、
ベムの目をまっすぐに見て言った。
「わかっています。
そのことについても起訴状ですか?」
「そのことについては
出版社と相談してからとなります」
◇◇◇
ベムが、15時半から
取り調べを再開してもいい、
などと言ったので、
男性警察官の頭に血が上った。
「もう、この人
…オセさん呼んで来ようか」
と言い、
ドアを勢いよく閉めて出ていった。
というのは嘘なんですか?」
聴取は学歴詐称疑惑関連に移った。
「知らないっつってんじゃねーかよ!」
ベムが逆切れした。
「その学歴を、
あなたの著書に載せませんでしたか?」
「載せておりませんけど」
「これが見えませんか?」
ベムの著書の、経歴が記載されている
ページを開いて目の前で見せる。
「ああ、載ってますね。
知らなかったんです。
素晴らしい経歴でしょ?」
「ふざけんなよ。
ふざけないでくださいよ。
ふざけるのもいい加減にしろ!」
男性警察官がキレた。
◇◇◇
「ブルラス大学の卒業生リストの中に、
あなたの名前はありませんでした」
男性警察官が調査報告書を見てから、
ベムの目をまっすぐに見て言った。
「わかっています。
そのことについても起訴状ですか?」
「そのことについては
出版社と相談してからとなります」
◇◇◇
ベムが、15時半から
取り調べを再開してもいい、
などと言ったので、
男性警察官の頭に血が上った。
「もう、この人
…オセさん呼んで来ようか」
と言い、
ドアを勢いよく閉めて出ていった。