第13話 12月31日 第3章 事情聴取 第3節 紆余曲折
文字数 746文字
テレヌへの借金
100万ゴールドの
返済方法についての聴取が始まった。
「テレヌのことは、
申し訳ないことをしたとは
思っていなくて」
ベムは淡々と供述している。
全く反省はしていないようだ。
「辞めてほしかったんですよ。
パート従業員を。
できればもっと、
高収入な仕事に就いて欲しいんだよなあ」
ベムはテレヌの就職先と
収入について言及した。
「テレヌは好き者なんですよ。
それでね、
かなり大きいんですよ、あそこが。
大きいから、
気持ち良くなくなっちゃうんですよぉ」
供述内容が、
支離滅裂とまではいかないけれど、
あちらこちらに飛ぶ。
しかし、言いたいことは、
テレヌはセックスが好きだから、
高収入である
性風俗の仕事に
就いて欲しいと思っている、
ということらしい。
「テレヌさんは
何のパートをされているんですか?」
「スーパーのレジ係かな、多分」
「テレヌさんが貯めた
100万ゴールドについて、
どう思いますか」
「そうですねえ。
警察の方は、どう思われますか」
「ずいぶん苦労して
貯めたお金だと思います」
「僕はそうは思いません。
僕は、年金暮らしの生活ができません。
なぜかというと、
ひとたびお金を使い出すと、
かなりの大金が
必要になってくるからです」
やはり、
ベムの供述は
支離滅裂と言えるのかもしれない。
しかし老後が不安なので、
高収入の女性のヒモになりたい、
ということだろう。
「意味がわかんないです。
こんなに本を書いているのに、
あなたが言っていることは、
脈絡がよくわかりません」
男性警察官は、
警察を馬鹿にしているのか、
本当に支離滅裂なのか、
いずれにせよ、
あれだけの著書が
あるにもかかわらず、
対話の論点が
ずれることが多すぎるし、
聞かれたことに対して
真っ直ぐに答えないし、
自分の言いたいことだけを
淡々と語られて、
イライラしてきた。
100万ゴールドの
返済方法についての聴取が始まった。
「テレヌのことは、
申し訳ないことをしたとは
思っていなくて」
ベムは淡々と供述している。
全く反省はしていないようだ。
「辞めてほしかったんですよ。
パート従業員を。
できればもっと、
高収入な仕事に就いて欲しいんだよなあ」
ベムはテレヌの就職先と
収入について言及した。
「テレヌは好き者なんですよ。
それでね、
かなり大きいんですよ、あそこが。
大きいから、
気持ち良くなくなっちゃうんですよぉ」
供述内容が、
支離滅裂とまではいかないけれど、
あちらこちらに飛ぶ。
しかし、言いたいことは、
テレヌはセックスが好きだから、
高収入である
性風俗の仕事に
就いて欲しいと思っている、
ということらしい。
「テレヌさんは
何のパートをされているんですか?」
「スーパーのレジ係かな、多分」
「テレヌさんが貯めた
100万ゴールドについて、
どう思いますか」
「そうですねえ。
警察の方は、どう思われますか」
「ずいぶん苦労して
貯めたお金だと思います」
「僕はそうは思いません。
僕は、年金暮らしの生活ができません。
なぜかというと、
ひとたびお金を使い出すと、
かなりの大金が
必要になってくるからです」
やはり、
ベムの供述は
支離滅裂と言えるのかもしれない。
しかし老後が不安なので、
高収入の女性のヒモになりたい、
ということだろう。
「意味がわかんないです。
こんなに本を書いているのに、
あなたが言っていることは、
脈絡がよくわかりません」
男性警察官は、
警察を馬鹿にしているのか、
本当に支離滅裂なのか、
いずれにせよ、
あれだけの著書が
あるにもかかわらず、
対話の論点が
ずれることが多すぎるし、
聞かれたことに対して
真っ直ぐに答えないし、
自分の言いたいことだけを
淡々と語られて、
イライラしてきた。