第15話 1月3日 第4章 夜の事情聴取 第2節 いやらしい神父
文字数 386文字
「なんとなくなのですが、
あなたが、ピュク新聞に載せた
写真や文章から、
どのような淫行をしたのかが
読み取れる気がするんですけれど。
あなたが神父になった本当の理由は、
洗礼と称して数多くの淫行が
可能だからなのでしょうか」
「申し訳ありません!
申し訳ありませんでした!」
「淫行については認めた、
ということで、じゃ次。
詐欺についてですが」
「いやらしい神父
…詐欺についてちゃんと答えてください」
「はい」
ベムは、検察から
事情聴取されている実感が、
かなり湧いてきた。
◇◇◇
「いやあ、誰に聞いてもね、
あなたのことを、
いやらしい神父さんって言うんですよ。
あなたが関わってきた…」
「ごめんなさい」
「なんでそこでごめんなさい、
なんですか?」
「いやらしいことは、
重々承知しているんですが、
自分の性癖が、
どうにもとめられなくて。
昔から、風俗通いをしていて、
お金がどんどん減っていって…」
あなたが、ピュク新聞に載せた
写真や文章から、
どのような淫行をしたのかが
読み取れる気がするんですけれど。
あなたが神父になった本当の理由は、
洗礼と称して数多くの淫行が
可能だからなのでしょうか」
「申し訳ありません!
申し訳ありませんでした!」
「淫行については認めた、
ということで、じゃ次。
詐欺についてですが」
「いやらしい神父
…詐欺についてちゃんと答えてください」
「はい」
ベムは、検察から
事情聴取されている実感が、
かなり湧いてきた。
◇◇◇
「いやあ、誰に聞いてもね、
あなたのことを、
いやらしい神父さんって言うんですよ。
あなたが関わってきた…」
「ごめんなさい」
「なんでそこでごめんなさい、
なんですか?」
「いやらしいことは、
重々承知しているんですが、
自分の性癖が、
どうにもとめられなくて。
昔から、風俗通いをしていて、
お金がどんどん減っていって…」