第15話 1月3日 第1章 午後の事情聴取 序節 導いたもの
文字数 255文字
1月3日、13:37。
ベムは引き続き、
警察で事情聴取を受けていた。
昨日の深夜、
在宅起訴が決定してしまっていた。
「起訴内容は?」
ベムが聞いた。
「起訴状の読み上げは、
私たちの仕事ではありません。
検察や裁判は、次の段階です」
女性警察官が答えた。
「なんでこんなことに
なってしまったのでしょう」
在宅起訴が決定したベムが、
下を向いて嘆いた。
「すべてはあなたの行いです。
誰かのせいではありません」
「僕は何をしても許されるのに。
だって、神父なんですから。
神様は僕を導き、常に
肯定してくれているはずなのに」
ベムは引き続き、
警察で事情聴取を受けていた。
昨日の深夜、
在宅起訴が決定してしまっていた。
「起訴内容は?」
ベムが聞いた。
「起訴状の読み上げは、
私たちの仕事ではありません。
検察や裁判は、次の段階です」
女性警察官が答えた。
「なんでこんなことに
なってしまったのでしょう」
在宅起訴が決定したベムが、
下を向いて嘆いた。
「すべてはあなたの行いです。
誰かのせいではありません」
「僕は何をしても許されるのに。
だって、神父なんですから。
神様は僕を導き、常に
肯定してくれているはずなのに」