第6話

文字数 509文字

ついに来ました、長野県。
明日葉ちゃんたち育ったとこは、平谷村っていう、人口が300人とかしか居ないちいさな村。
長野県でも南の方だから、思ったより近かった。
高速使ったら、2時間かからなかったもん。
今日から3日間、ここで3人で遊べると思うと、わくわくする!
お昼前に着いたから、早速明日葉ちゃんたちのパパのお店でお昼ごはん。
明日葉ちゃんのパパ、くたびれた感じだけど優しそう。
うちのパパはちょっとコワい感じだから、羨ましいな。
「あっちゃん、みーさん」
へえ、そんな風に呼ばれてるんだ。
わたしはパパもママも「せり」だから、やっぱり羨ましいよ。
「せり、さん…ですか?ふたりから聞いてますよ。仲良くしてやってくださいね」
ってわたしに言って、わたしのパパとママに小さく頭を下げる。
挨拶もそこそこに、パパ同士、「いやあ、黒のXX、シブいっすねー!」
「いや、年季もんでして」
と車の話。
セリカXX。
パパはこの車が大好きで、ほんとはわたしも「せりか」にしたかったみたい。
ママが反対してせりになった。
美味しいごはんを食べて、コテージに。
食事の間、ずっと洋楽のロックがかかってた。
それから早速、少し離れた場所にある練習スタジオに連れてってもらった。
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