第11話

文字数 533文字

コテージでバーベキュー。
せりちゃんのパパママが買って来た高そうな牛肉と、パパが用意してたこのへんの名物、スズキヤのジンギスシリーズ。
とりじん、ぶたじん、ししじん、鹿じん。
それに羊の遠山ジンギス。 
みはたち、こっちにいた時は、花火見ながらこれ焼いて食べたんだ。
みはとあすははとりじんとぶたじんが好きだけど、大人はジンギスとか、ししじん、鹿じんを喜んでた。
せりちゃんパパが焼きそば焼いてくれてる間、みはたちはドラムの話に夢中だった。
ふたりとも、みはがいちばん上手だったって言ってくれたから、もっとドラムしたくなった。
パパきらいだけど、ドラム教えてくれるパパはすき。
なんか、音を埋めてから引き算してくってやり方が、みはにはしっくり来るんだ。
パパの失敗から、苦手なリズム作らない為にそれが良いと思う、って言ってた。
失敗だけは、人一倍のパパ。
いつか、ちょっとすきだよ、って言ってあげようかな?
いや、変な服来たり、恥ずかしい事しなくなったら言おう。
はたして、なるのかな?
明日はギターの日。
あすはが楽しみそう。
せりちゃんはベースしたいのかな?
せりちゃん、みはたち姉妹に遠慮しないでやりたい事言ってくれないな。
そんな優しいせりちゃんが大好きなんだけど。
みはは、たぶん優しくないから。
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