雲の布団(2023.9.4)
文字数 205文字
眠れなかった
朝には
目覚めはない
霧の中を
歩いて 歩いて
時に
座り込み
見上げても
空はなくて
触れても
地もない
雲だった
のかもしれない
眠れない森に
迷い込み
へとへとになるまで
彷徨した
が
眠れなかった
眠れない森
ではなく
雲だった
のかもしれない
座り込む
のではなく
仰向けに
寝そべれば良かった
雲の布団
思うだけで
いくらでも
眠れそうだ
眠れず
ふわふわした足取りで
家を出る
いつもの
通勤電車で
吊革につかまり
いつもの
うたた寝
ここが
雲なのかもしれない
朝には
目覚めはない
霧の中を
歩いて 歩いて
時に
座り込み
見上げても
空はなくて
触れても
地もない
雲だった
のかもしれない
眠れない森に
迷い込み
へとへとになるまで
彷徨した
が
眠れなかった
眠れない森
ではなく
雲だった
のかもしれない
座り込む
のではなく
仰向けに
寝そべれば良かった
雲の布団
思うだけで
いくらでも
眠れそうだ
眠れず
ふわふわした足取りで
家を出る
いつもの
通勤電車で
吊革につかまり
いつもの
うたた寝
ここが
雲なのかもしれない