心の裸(2023.11.8)

文字数 150文字

詩を読んで
涙したとき
わたしは裸
になっていた

着ているもの
すべて
脱いでもいないのに
消えて

もちろん
体ではなく
心の裸だ

何も
纏わなくても
何も
隠さなくとも
詩だけで
こと足りる

どうして
こんな詩が
書けるのだろう?

どうしたら
こんな詩が
書けるのだろう?

繰り返し
読みながら
涙が溢れて
仕方ない

不沙汰している
友人に
会いたく
なった
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