第15話様々な検査・・・そして

文字数 701文字

直人は、杉本瞳と南陽子に伴われて、20階の部屋に戻った。
(自分の部屋ではなくて、隣の、昨晩眠った大きな部屋)
その大きな部屋には、様々な計測器具、機械が持ち込まれていた。

杉本瞳に指示された。
「パンツ一枚になってください」

直人は、顔が真っ赤になるほど恥ずかしい。
(美少女2人に、裸同然を見られたくない)
南陽子は、事務的な口調。
「まずは身長、体重、そして尿検査、血液検査、血圧、視力、聴力、全てデータを取ります」
直人は、(ここまで事務的になられると)反発は出来なかった。
実際、検査項目も多いしモタモタしていることもできなかった。

検査は、心電図やMRI(別室)もあった。
(だから、かなり時間がかかって、正直、疲れた)

MRI検査を終え、昨晩眠った大きな部屋に戻った。
直人は、2人に聞いた。
「これで、終わりです?」(もう、何もしたくないから)

しかし、杉本瞳と南陽子は、首を横に振る。
杉本瞳の顏が不思議に赤い。
「もう少し、直人様、苦しいかもしれませんが」

南陽子は、声が震えた。
「これも大事な検査になります」

そう言われても、直人は意味不明。
とまどう直人に、杉本瞳が不思議なことを言った。
「時間と量、回数も計測しますよ」

南陽子も意味不明なことを言う。
「大きさと形状は、沢田看護師から連絡を受けています」

直人は、あまりにもわからないので、再び聞いた。
「いったい、何の検査ですか?」

杉本瞳は、可愛らしい笑顔で、キッパリ。
「性機能検査です」

南陽子は、楽しそうに笑った。
「かなり、たまっているかな」
「量も回数も楽しみです」

「マジですか?」
直人は、逃げ出したくなった。
しかし、無理だった。
(アッという間に、2人に腕を組まれている)
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