第16話

文字数 417文字

ゲリラ豪雨?
地球にとっちゃ人間がゲリラだったわけで…
鏡に照らされただけさ。
それでいて不平不満を言う、一丁前に!

自省する人間は少ない…
誰も立ち止まらず、すたこらさっさ。
こんなどでかい、ばかみたいな鏡は
目にも入らない、無いも同然
そうして迷って行くんだ、迷路の森に
ここから人間は湧き出たんだ、聖なる泉よ!とばかりに

とんだお笑い草、草も生えん
あるのは濁った、錆びだらけの水道管
自分で仕掛けた罠に 自分からはまってく
それが人間の正しい生き方だと
えらい人が言やぁ、みんなそっちへたなびいて

固定観念の渦巻きに
ぐるぐる回って乾燥機
ひとり、またひとりと飛び込んで

炎天下、人造の龍が人を焼く

喜んで入ってく、タコ焼き機
家庭の食卓 ぐるぐる回し
丸く… 丸く… 出来上がる
脳はトロットロ 外はカリッ!

まだまだ足りない
胃拡張、無限欲にやられた人間にゃ
全然足りないよ

おやおや! あいつはひとり引き受けるつもりだ…
誰だあいつは 何だあれは
地球そのものみたいなやつだ…
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