第14話 ついにカードキーに到達。しかし、

文字数 485文字

「やっとあの男が言ってた端の塔に行けるわね」
「やっとだな」
 イリアたちに笑顔がこぼれる。
「カードキー手に入れたら、冒険が終わるのね?」
 シーランが聞いてくる。
「一応はね」
「どういうこと?」
「まだ、終わりそうもないような感じがするんだ」
「何かが起きるってことね」
 ルマンダが顔をしかめる。話しているうちに塔に着く。

「ここね」
「高い塔だね」
「上までいくには大変そうだね」
「何が待ち構えてるか分からないわね」
「とにかく入りましょう」
 春風たちは塔に入る。

「行き止まり?」
「どういうこと?」
「きっと1階からじゃ行けないんだな」
「どうしたら……」
「イリアたちの出番だよ」

「私たちの?」
「うん」
「力を使うのさ」
「ああ、そうか」
 イリアが力を発動させ、風を起こす。

「じゃあ、行くわよ」
 春風たちが浮く。少し浮いたところで春風が落ちる。
「痛い!」
「人は無理みたいね」
「イリアたちは先に行って。私が春風と一緒に行くわ」
「分かった」

「どうするの?」
「1階から入って、壁を破るのよ」
「ルマンダの力で?」
「そうよ」
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