第15話 塔の主と対峙。カードキー手に入らず。

文字数 513文字

「掴まっててね」
「飛ぶの?」
「少し」
 春風は掴むがそこは……
「あの、おっぱい掴まないでよ。あん♡エッチしたくなるじゃない」
「掴むって言うから」
「腰、掴まって」
「分かった」
 春風はルマンダの腰を掴む。

「行くわよ」
 ルマンダが飛んで壁を越えようとするが、「飛べない」と顔をしかめる。
「どうしようかしら?」
「思いのかな?」
「そうじゃないと思うけど」

「飛ぶんじゃなくて、突破したら?」
「壊せばいいのか」
「うん」
 ルマンダは力を込めて壁に念を送る。壁に大きな穴が空いた。
「これで通れるわね」
 春風とルマンダは穴をくぐって階段から二階へ。

「春風!」
 イリアが駆けてきて春風に抱きつく。
「どうしたの?」
「なかなか来ないから心配だったの。ぁん」
 イリアが小さい声を出す。
「エッチは後でね」
 どうやら、おちんちんが当たっていたみたいだ。

「とりあえず、上に行こう」
 春風たちは最上階に着いた。
「ほう。このカードキーを追ってきた者か? だが、カードキーはやれんな。ここで死んでもらおう」
 闇の魔術師が現れた。
「死ねー!」
 魔術師は燃え盛る火炎を吐いた。業火で春風たちは大ダメージを受け戦闘不能になった。
「さらばじゃ」
 魔術師は消えた。

「そんな……」
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